【注意】水道管の寿命を今すぐチェック!交換費用は水道局が負担?

生活に欠かせない「水道管」ですが、普段は目にすることが少ないので、なかなかトラブルには気づきにくいものです。水道管が老朽化すると、破裂による漏水や健康に悪影響を及ぼすサビが生じることもあります。水道管は永久に使える設備ではないので、適切な交換時期や水漏れなどの異変を察知する方法を知っておくことも大切です。
この記事では、老朽化した水道管を使い続ける危険性や、水道管が古くなった場合の対処法などを紹介します。

こんな症状がある場合は注意!水道管の寿命をチェック

以下のような症状がある場合は、水道管が老朽化している可能性があります。

・水が濁る
・不純物が混ざった水が出る
・水の味がおかしい
・天井や壁、床から水が滲む
・水を使っていないのに水道メーターが回る
・異臭がする
・水の出が悪い
・耐用年数を超えた使用

このような症状は、そのほとんどがサビや漏水が原因で起こります。水の出が悪くなった場合は、管内に蓄積したサビが水の流れを塞いでいると考えていいでしょう。土中にある水道管からの水漏れを目で確認できない場合は、水道メーターを使ってチェックすることも可能です。
水道管の交換工事は耐用年数を目安に行いますが、老朽化のサインが出ている場合も、水道管の交換を検討してください。
なお、塩ビ管が普及する1940年代まで使われてきた「鉛管」は、すでに耐用年数が過ぎています。鉛管は水漏れの発生率が高く、健康被害を及ぼすサビが発生する危険性もあるので早急に交換しなければいけません。1940年代以降、水道管に鉛管は使われていませんが、現在でも上水管に鉛製の配管が通っている家庭は少なからず存在します。

水道管の寿命の目安は?素材よって耐用年数は違います

機械や設備には、問題なく安全に使用できる期間を定めた「耐用年数」があります。水道管にも耐用年数がありますが、素材や設置されている場所によって耐用年数は変わります。

・樹脂管
比較的新しい給水管で、30年という長い耐用年数が特徴です。価格が高めなので導入費用はかさみますが、長寿命なうえにメンテナンスしやすいというメリットがあります。

・硬質塩化ビニルライニング鋼管
ビニル系の樹脂で管内をコーティングした鋼管です。内部がコーティングされているため、直管部分の劣化が起こりにくいというメリットがあります。耐用年数は20年から25年です。

・水道用亜鉛メッキ鋼管
錆びやすく不具合が多い素材で、耐用年数も15年から20年と短めです。現在は亜鉛メッキ鋼管の使用が禁止されているため設置することはできません。

水道管の老朽化で発生する弊害

劣化した水道管を放置しておくと、破裂などを起こして漏水の原因になります。また、管内に蓄積したサビが水の流れが悪くするという問題も生じます。なお、水漏れは配管そのものの劣化だけではなく、水道管を接続するボトルの緩みから生じることもあるので注意してください。
目に見えない箇所での水漏れは修理も大がかりになり、工事費用も高額になる傾向があります。耐用年数の過ぎた水道管は、早めに交換しておきたいところです。

水道管の交換は自己負担か?水道局負担か?

経年劣化や水漏れによる水道管の交換を考えたときに気になるのが、交換費用です。そもそも、公共設備ともいえる水道管の費用は誰が負担するべきなのでしょうか。

水道管の改修は自己負担か?

通常、水道管は公道の下に埋められ、各家庭に分岐して水を供給しています。そのため、水道管の管理は、自治体と各家庭が共同で行なわなければいけません。一般的には、本管と本管から分岐した水道管の道路に埋められた部分が自治体の管理、宅地内は個人が管理するとされています。なお、工事費用の分担方法は自治体や設置状況によっては変わることもあるため、まずはお住まいの自治体に確認してみましょう。外から見るだけではわからない水道管トラブルは、業者に依頼して点検してもらうのがおすすめです。

水道管の交換は地面に埋設された配管を掘り起こして行うため、専門知識や特殊な技術が必須です。特別な機材や重機も用意しなければいけません。自宅の敷地内で水道管の交換工事をする場合は、約35万円から50万円が修理費用の相場と覚えておくと、業者選別の目安になるでしょう。
水道管の交換工事の依頼は、複数の業者から見積もりを取り寄せて比較検討をしてから決めてください。業者に依頼する前には、費用やアフターフォローの内容もしっかり確認しておきましょう。優良業者は「○年保証」のような保証期間を設定していることが多いので要チェックです。

まとめ

使われている素材によって異なりますが、水道管には安全に使える時期を示す耐用年数があります。耐用年数が過ぎた水道管の使用は、水漏れやサビを発生させる可能性があるので早急な交換が必要です。
交換費用は、水道管の設置場所や破損状況によって変わります。まずは複数の専門業者に見積もりを依頼して比較検討してみましょう。

ご相談・お問い合わせ窓口

床下、給水管や排水管などお住まいに関する不安がありましたら、お気軽にご相談ください。しつこい営業は一切しませんのでご安心ください。

お電話でのお問い合わせ メールでのお問い合わせ

画像

関連記事一覧