古民家の基礎に補強は必要?安心して住むための補強方法や費用を解説!

人気が高まっている古民家ですが、安心して長く住むためには基礎を補強する必要があります。古民家は現代の家と基礎の作りが異なるため、経年劣化以外に注意すべき点も多いです。

そこで本記事では、古民家の基礎の種類や構造、補強方法などについて詳しく解説していきます。補強の工費も紹介しますので、古民家に興味がある方や、古民家を購入した方は、ぜひ参考にしてください。

古民家は地震に弱い?基礎補強が必要な理由

古民家だからといって地震に弱いとは限りません。古民家は石の土台に家を乗せているだけなので、地震の揺れによる影響を受けにくいという特徴があります。木材同士がしなやかに揺れて地震の揺れを逃がす構造になっているのも特徴です。このような構造を「免震構造」と呼びます。

大きな地震に遭っても崩れずに残っている歴史的建造物は珍しくありません。しかし、現代の耐震基準を満たしていないため、現行の建築基準法に適用させるための補強を行なう必要があります。

また、古民家の基礎は湿気やカビ、木材腐朽菌、シロアリなどの被害が多く、想像以上に劣化している可能性が高いです。瓦屋根の古民家は、屋根の重みで倒壊する恐れもあります。

適切な補強とメンテナンスを行わなければ、免震構造の強みを発揮できません。安心して古民家に住むためには、基礎の補強は欠かせないと考えた方がいいでしょう

古民家で使われている基礎の種類

古民家に使われている基礎には、「玉石基礎」と「ブロック基礎」の2種類があります。

・玉石基礎

通常根太

地面に設置した石の上に束を組んで家を建てる工法です。現代住宅の基礎にはコンクリートが使われていますが、コンクリートが無かった時代には、基礎に石が使用されていました。

・ブロック基礎

ブロック基礎とは、無筋コンクリートを使った基礎です。鉄筋が入っていないので耐久性が低く、経年によるひび割れも目立ちます。

古民家を基礎補強する方法

古民家の基礎を補強する方法は、基礎の種類によって異なります。

・ 玉石基礎の補強方法

玉石基礎を補強する際には床下の土壌を鋤き取った上で土間コンクリートを流し、玉石を一体化させます。基礎となる玉石はそれぞれ独立しているため、地震の揺れで負荷がかかるとずれてしまう恐れがあるのです。また、土壌と近い束が湿気を受けて腐食しないようにする必要があります。

補強の工程は下記のとおりです。

  1. 土間部分に砕石を敷く
  2. 転圧をかける
  3. 透湿シートを敷く
  4. 配筋
  5. コンクリートを打設する

コンクリートと一体化すれば地震の揺れで玉石がずれなくなり、全体的な強度が高まります。また、コンクリートが土壌からの湿気も防ぎます。

・ブロック基礎の補強方法

ブロック基礎の補強は、接着力に優れたエポキシ樹脂と強度の高いアラミド繊維を組み合わせる「ハイブリット工法」で行います。一般的な基礎補強とほとんど変わらないため、玉石基礎の補強に比べると工程はシンプルです。

  1. 基礎の表面にエポキシ樹脂を施す
  2. アラミド繊維を貼る
  3. エポキシ樹脂を重ねて仕上げる

重ね仕上げによる強度の相乗効果によって、基礎の耐震性が大幅に高まります。室内の付帯工事も必要なく、工期も短めです。

古民家の基礎補強の費用相場

玉石基礎の補強工事費用は最低でも100万円以上となります。工程が大規模になるため、コストは高くなりがちです。場合によっては、室内の工事費用も追加されます。住みながら工事を行うということはできません。工事期間中は、仮住まいを用意する必要があります。

一方、ブロック基礎をハイブリット工法で補強する場合は、1㎡あたり1万5千円~2万5千円が費用の相場になります。

古民家の基礎補強をDIYするのは危険

基礎は家を支える大切な部分です。補強に失敗すると地震などの自然災害でも家が倒壊する恐れがあります。コンクリートの補修材も市販されてはいますが、失敗した場合のリスクを考えると、初めから専門業者に依頼した方がいいでしょう。そもそも、玉石基礎の補強やハイブリット工法は、専門業者でなければ施工できません。

大切な古民家を長持ちさせるためにも、古民家の基礎補強に関する知識と実績が豊富な専門業者に補修を依頼するようにしてください。

まとめ

古民家の基礎は現代の耐震基準は満たしていないため、現行の建築基準法に適用できるように補強する必要があります。古民家に使われている主な基礎は「玉石基礎」と「ブロック基礎」の2種類ですが、どちらの基礎も現代の住宅に比べて耐震性は低めです。

なお、玉石基礎の補強工事費用は最低でも100万円、ブロック基礎は、1㎡あたり1万5千円~2万5千円が補強費用の相場になります。

コンクリートの補修材は市販されていますが、ご自分での補強は失敗する可能性があるので、初めから専門業者に依頼した方が無難です。無料点検を実施している業者もあるので、気軽に相談してみてください。

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