家の基礎は高い方がいい?基礎部分の湿気を防ぐ方法を紹介
住宅を建設するときに間取りや工法などに注目する方も多いと思いますが、家の劣化を防ぐためには「基礎の高さ」もチェックしたいポイントのひとつです。
高く作られた基礎は「高基礎」と呼ばれ、主に水害対策として利用されています。しかし、
高基礎には水害対策以外に、「家を湿気から守る」という大きなメリットもあるのです。
そこで今回は、主に以下について詳しく解説していきます。
・住宅基礎の役割
・高基礎のメリット
・床下の湿気が招くトラブル
・すぐにできる床下の湿気対策
基礎の重要性や湿気対策について知りたい方も、ぜひ参考にしてください。
基礎は住宅においてもっとも重要
基礎とは「住宅を支える下部の構造」のことです。基礎は建物の重さだけではなく、地震や風などの外から加わる力を地盤に伝えて住宅を守る役割があります。住宅の寿命や耐震性にも関わる大切な存在です。
基礎には主に以下の2種類があります。
・布基礎
住宅の外周と主要な間仕切り壁の下に基礎があるタイプです。コンクリートの使用量が少なくコストは低めですが、地面が露出している部分があるため、湿気やシロアリの被害に遭いやすいというデメリットがあります。
・ベタ基礎
床面全体が鉄筋コンクリートで覆われているタイプです。強度が高く、害虫や湿気の被害も防ぎやすくなります。布基礎に比べるとコンクリートの使用量が多いのでコストは高めです。
基礎が高いことによるメリット
基礎が高い住宅には、主に以下のようなメリットがあります。
・湿気に強い
基礎が高いと通気性がよくなるため湿気が溜まりにくくなり、カビやシロアリなどの床下トラブル防止に繋がります。
・メンテナンスが簡単
一般的な基礎は開口部から基礎の中を見ても内部の様子が分かりにくく、点検も困難です。しかし、基礎の高い住宅は床下の状況が見やすく、床下に潜り込んでの点検も比較的簡単に行えます。
・家が大きく感じる
基礎が高いと屋根の位置も高くなるので、周囲の家よりも全体的な大きさを感じます。窓が高くなるので、外からの視線も気になりにくくなるでしょう。
床下の湿気はこんなトラブルを招きます
床下に湿気は、以下のようなトラブルを招きます。
・シロアリやカビの発生
湿度の高い床下には、湿気を好むシロアリやカビが発生しやすくなります。シロアリが柱や天井裏に入り込むと建材が食害に遭うため、建物全体の強度が低下してしまいます。強度が低下した住宅は、小さな地震でも倒壊する恐れがあるので注意が必要です。
カビが発生した場合は、悪臭やシックハウス症候群の原因にもなります。
・基礎コンクリートの劣化
基礎コンクリートの内部に溜まった水分は「水酸化カルシウムの溶け出し」を導くので、コンクリートの強度が弱まってしまいます。
コンクリートには吸水力が強いという特性があるため、床下が湿気でジメジメしていると水分をどんどん吸収してしまうのです。内部の鉄筋が水分によってサビた場合は、コンクリートの寿命も縮みます。
基礎を高くする以外の湿気対策もあります
基礎を高くすれば湿気に強い床下になりますが、すでに家を建てた後だと大規模な工事やコストが必要になるため、現実的には難しいという問題もあります。
そこで活用したいのが「床下調湿剤」です。床下調湿剤は「溜まった湿気を吸収」し、乾燥時は「蓄えた湿気を放出」する効果があります。
床下調湿剤はホームセンターやネット通販で購入できるので、手軽な湿気対策が実現しますが、ご自分での施工はあまりおすすめできません。
設置の手順は難しくありませんが、床下が狭くて作業が難しかったり、設置する個数を誤ったりするケースがあります。どんなに優れた床下調湿剤でも、施工が不十分だと防湿効果を発揮できなくなってしまいます。
確実で効果的な湿気対策をするためにも、床下調湿剤の施工は経験豊富な専門業者に依頼しましょう。
まとめ
今回は「高基礎」のメリットや床下の湿気トラブルなどについて、詳しくご紹介しました。
基礎が高いと湿気に強く、日常的な点検が簡単になるというメリットがあります。一般的な高さの基礎は床下に湿気が溜まるリスクがあるため、カビやシロアリが発生や基礎コンクリートの劣化を招く恐れがあるのです。
市販の床下調湿剤を使えばDIYでの湿気対策もできますが、万全な施工は困難です。確実で効果的な湿気対策のためにも、床下調湿剤の施工は経験豊富な専門業者に依頼してください。
床下の点検を無料で行っている業者も少なくないので、まずは気軽に問い合わせをしてみましょう。