家の基礎補強工事で失敗しないためのポイント

地震や台風などで家が大きく揺れるのは当たり前だと思っていませんか?実は基礎の構造の弱さが原因の場合があります。基礎は土地と建物をつなぐもので、家の重さ、地震や風などの刺激から家を守り、傾いたり、倒壊したりすることを防いでくれています。

逆に言えば、基礎がしっかりしていないと、建物の部分がどれだけしっかりとしているように見えても、実際は不安定になりやすく、様々な危険が潜んでいると言えます。

まだ築年数が浅いから大丈夫!と思っている方は多いですが、一度基礎の補強工事を行うと、劣化原因から半永久的に寿命を保つことができるので、基礎補強工事のタイミングは早ければ早い方がメリットがあります。

ただ、基礎補強工事にはいくつか重要なポイントがありますので、詳しく紹介します。

日本の住宅の寿命が30年である理由

そもそも住宅の寿命は国によって異なりますが、アメリカの住宅は約100年、フランスは約90年という中で、日本は30年と圧倒的に寿命が短いです。

この理由は基礎の構造の違いと地震による耐震強度が関係しています。日本は地震が多く、耐震性を強化する工法や機材などは時代とともに進化しているので、それに合わせて建て直しやリフォームをする必要があります。

では、現状で住宅の寿命を最大限、長くするにはどんな工法や機材があるのか、紹介していきます。

耐久性に優れた住宅基礎とは

住宅の基礎には布基礎とベタ基礎の2種類があり、鉄筋の有無によって耐震強度が変わります。
材の寿命としても木造が22年、鉄筋は47年と長いです。

なぜ基礎に鉄筋が必要なのかというと、コンクリートは押される力に対しては強いのですが、引張力には弱いためです。
鉄筋は引張力にも強いため、有筋のベタ基礎が現在の主流になっています。

また、昭和56年5月より前に建築した建物は要注意です。
現在の法律の耐震基準は昭和56年6月以降に施行されているため、それより前の古い家は無筋でも良い時代だったからです。

これはその時代に起きた地震の被害状況をみて耐震基準が改正されているためです。
布基礎の中でも、無筋と有筋があるため、状態に合わせて耐震基礎補強が必要になります。

耐久性の高い住宅基礎 のポイント

耐久性の高い材や骨組みであっても、基礎の耐用年数が短いと意味がありません。では、どうしたら、基礎の耐久性を高めることができるのかについて紹介します。

かぶり厚さを厚くする

かぶり厚とはコンクリートの中に配筋した鉄筋とコンクリート表面との距離を指します。もし、鉄筋の周りに一定の厚みのコンクリートがないと、強度が弱くなってしまいます。

かぶり厚があることで鉄筋を保護し、鉄筋表面の錆や酸化、欠損を防ぐことができます。基礎は建物全体の重さを支える役目があるため、かぶり厚は重要な存在です。

通常のコンクリートを使用した場合は、約65年で鉄筋の中性化が進むとされていましたが、環境条件によっては耐久性が短くなることがわかっています。

高強度コンクリートを使う

一般的な住宅ではコンクリートの種類や強度はあまり関係ないかと思われるかもしれませんが、重要な要素です。なぜなら、強度不足のコンクリートでできた基礎は、住宅の寿命が著しく短くなるからです。また、地震があったときに大きな被害を受ける可能性も高くなります。

住宅の基礎に使用するコンクリートで必要な強度の目安は、「呼び強度」で24N/mm2くらいが適切といわれています。

ハイブリッド工法で基礎コンクリートを補強する

樹脂と強化繊維という異なる素材を複合的に用いて基礎コンクリートを補強する工法です。

素材単独で使うよりも組み合わせることで大きな補強効果が生まれます。樹脂の中でもトップクラスの粘着力を誇るのがエポキシ樹脂で、これを何層にも塗布・貼り付けを行います。

また、強化繊維は、宇宙事業や戦車にも使われているものを使用し、鉄の数倍の引っ張り強度を持ちます。

これらの素材は大変相性がよく、強化繊維に樹脂が浸透しやすくなっています。

基礎コンクリート、強化繊維の両方の強度を上げ、お互いをしっかりと延着させるので強化繊維の効果を倍増させることができます。

その補強効果は国でも認められており高速道路や橋脚など安全性が何より求められる公共工事でも用いられています。

まとめ

家の基礎は築年数が浅くても構造が弱い場合があります。しかし、基礎補強工事を行えば、地震に強くなり、家全体の耐震度が上がり、大きな地震があっても安心できます。

家の揺れが気になる方、お住まいの住宅に最適な基礎工事を知りたい方は、まず、耐震診断をおすすめします。基礎補強工事の種類は多岐にわたるため、基礎の状態によって適した工事があるからです。
基礎の劣化が激しい場合は、基礎をすべて打ち直す必要があったり、反対に、ひび割れ程度の場合は簡単な補修工事で済む場合があります。

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