家の基礎補強工事中に雨が!コンクリートに水たまりができても大丈夫な理由

家の土台となる基礎補強工事、家族の安全を守るためにも慎重に行うものなのに工事中からずっと雨だと不安になりますよね。

実は、雨の日の施工は問題ない場合がほとんどです。基礎の性能や品質に悪影響を及ぼすことはありません。むしろ、乾燥している晴天の方がひび割れの原因になることもあります。詳しく紹介していきます。

基礎コンクリートの工事中が雨でも強度は弱くならない

雨の日の基礎工事が問題がないとはいえ、コンクリートの上に水たまりがある家を見ると心配になりますよね。しかし、このような水浸しの状態でも、基礎の強度に問題が出ることはありません。

基礎工事中に雨が降っても影響がない理由は、コンクリートが固まる構造を知ると、わかりやすいです。

ポイントは3つあります。

1,化学反応でコンクリートが固まる
2,水とセメントの比率が大きくならない限りは問題なし
3,悪影響となる雨とはどのレベルか

化学反応でコンクリートは固まる

コンクリートの施工は、生コンという固まっていないドロっとした液状で運ばれ、ポンプ車で圧送し、流し込みを行います。これは時間が経つにつれて硬くなり、28日で強度が高まる仕組みです。

つまり、生コンが硬くなるのは乾燥するからではなく、セメントと水の化学反応により硬くなるのです。この現象を水和反応と呼び、その時にできたものを水和物と言います。

水和物は砂利などを繋ぎ、どんどん大きく、強度を増していき、水和反応が終わるまで作られます。生コンを混ぜてから28日くらいで80%の強度になるので、コンクリートの強度の管理は、約28日で行われています。

そのため、雨の存在は土砂降り以外はありがたい存在なのです。むしろ、晴れている日は乾燥するので、コンクリートを打つ際は水をまく必要があるくらいなのです。

水とセメントの比率が大きくならない限りは問題なし

コンクリートが固まる際に、一番の敵になるのは乾燥です。コンクリートの強度は、水とセメントとの科学反応で起こるため、水分がなく、表面が乾燥した環境だと、強度が弱くなります。最悪の場合、ひび割れにまで発展してしまうため、注意が必要です。

そのため、コンクリートの表面に水をまき、常に水分を湿らせ、水分反応の環境を整えておく必要があります。つまり、コンクリートを流し込んだ後は強度を増すため、水が必要不可欠になります。

ただ、コンクリートは5時間すぎると形が変えられないほど硬くなるため、この前に表面が荒れるほどの強い雨が降った場合は、見た目の仕上がりに大きな影響を与えるので、対策が必要です。

この対策が、シートをかけることです。建築中の家にはコンクリートにシートがかかっていることが多いのはこのためです。これは雨対策ではなく、コンクリートを硬化させるために湿度を一定に保つ役割で行われています。また、シートがあることで乾燥を予防し、日光や気温による水の蒸発も防ぐことができます。

悪影響となる雨とはどのレベルか

基礎工事中の雨は問題がない場合がほとんどですが以下のタイミングでの雨は注意が必要です。

・固まっていないコンクリートを枠の中に流しこむ時
コンクリートの強度を出すにはセメントと水の割合が重要で、計算された配合通りでないと強度が弱くなります。しかし、コンクリートが硬化を始める前に雨によって水が足されてしまうと、そのバランスが崩れてしまうのです。

ただ、コンクリートに必要な水の量は、150~200リットルと大量なので、どしゃぶりの雨以外は問題がない場合がほとんどです。

・土間コンクリートの仕上げの時
固まっていないコンクリートを流し込んだ後は、表面をきれいに仕上げます。しかしこのタイミングで雨が大量に降ってしまうと、表面が荒れてしまうので、仕上がりに影響が出てしまいます。

まとめ

新築マイホームには不安や疑問がたくさんあると思いますが、住宅の仕組みや構造を知ると、心配する必要がないことがわかったり、適切なタイミングで正しい対策がとれます。

基礎の工事日は晴れてほしいと思っていた方が多いと思いますが、実は乾燥によるひび割れのリスクがあったり、むしろ雨の方が好都合の場合があったりと、意外な事実があります。

頑丈な家づくりには強固な基礎が必要であり、そのためにはコンクリートが硬化する環境を整える必要があります。基礎のコンクリートに関して、他にもわからないことや不安は出てくると思いますので、専門業者に確認しながら進めていきましょう。

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