
フローリングの張り替え方法は?床の劣化症状や費用相場、工事の注意点も
フローリングに傷やきしみ、沈みなどが生じると「張り替えが必要なのか」「補修だけで直せるのか」と迷う方もいるのではないでしょうか。
実は、床にきしみや沈み、ブカブカ感があっても、必ずしもフローリング全体を張り替える必要はありません。床下や下地の状態によっては、床材を剥がさずに補修できるケースもあります。
本記事では、フローリングの張り替え方法や費用相場、劣化症状に応じた修理方法の見極め方を解説します。張り替えと補修のどちらが適しているかを判断するポイントも紹介するので、不要な工事や出費を避けたい方は、最後まで読んでお役立てください。
床下や下地の状態によっては、床材を剥がさずに補修できるケースがあります。数千円〜数万円程度で依頼できる上、生活への影響もほとんどないため、まずは専門業者に状態を確認してもらうのが安心です。
株式会社ALT(アルト)は、住宅の基礎補強工事を強みとするリフォーム会社です。 床のきしみや沈みなどのトラブルにも対応しており、床下の状態に応じた補修方法を提案しています。

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フローリングの張り替え方法

フローリングのリフォームには、いくつかの施工方法が存在します。それぞれの特徴や費用、工期をあらかじめ把握しておくことで、自宅に最適な方法を選択しやすくなります。
代表的な施工方法を下表にまとめました。
| 施工方法 | 特徴 | 工期の目安(6畳程度) | 向いている床の状態 |
| 全面張り替え | 既存の床材をすべて撤去し、下地を点検・補修した上で新しい床材を張る | 2〜4日 | 床の沈みや構造的な劣化がある場合、下地から刷新したい場合 |
| 上張り(重ね張り) | 既存の床材を剥がさず、その上から新しい床材を重ねて張る | 1〜2日 | 表面の傷や汚れが気になるが、下地に問題がない場合 |
| 部分張り替え | 傷や凹み、剥がれが発生している部分の床材だけをピンポイントで張り替える | 半日〜1日 | 特定の箇所だけに局所的な損傷がある場合 |
下地に問題がなければ、費用や工期を抑えやすく、手軽に施工できる「上張り(重ね張り)」が、特におすすめです。
全面張り替え
全面張り替えは、既存のフローリングを撤去し、新しい床材に張り替える方法です。床材を撤去するため、下地の状態を確認して必要に応じて補修や交換もできます。
床材の種類やデザインを自由に選びやすく、部屋全体の雰囲気を一新できる点もメリットです。
一方で、既存の床材を撤去する作業や廃材の処分が必要になるため、上張り(重ね張り)と比べて費用や工期がかかりやすい傾向にあります。6畳程度の部屋であれば、工期は2〜4日程度が目安です。
床の沈みや腐食など、下地に問題がある場合や、フローリング全体の劣化が進んでいる場合に適した方法です。
上張り(重ね張り)
上張り(重ね張り)は、既存のフローリングを撤去せず、その上から新しい床材を張る方法です。撤去・廃材処分の手間がなく、全面張り替えよりも費用や工期を抑えやすいという特徴があります。
6畳程度の部屋であれば、工期は1〜2日程度が目安です。 工事中の騒音やほこりも比較的少なく、住みながらリフォームを進めやすい点もメリットです。
一方で、床の高さが上がるため、下地の劣化や床の沈みがある場合には適さない場合があります。
部分張り替え
部分張り替えは、傷やへこみ、剥がれなどが発生している箇所だけを張り替える方法です。傷んだ部分を取り除き、新しい床材に交換するため、問題のないフローリングを残せます。
全面張り替えに比べて施工範囲が狭く、材料費や工事費用を抑えることが可能です。
小規模な部分張り替えであれば、工期は半日〜1日程度が目安です。 比較的短期間で施工できるため、日常生活への影響も抑えられます。
ただし、既存の床材と色や木目が合わないケースがあり、床材の廃盤や施工状況によっては部分的な交換が困難です。
フローリングの張り替えを検討したい4つの劣化症状

フローリングの張り替え時期は、一般的に15〜20年程度です。
ただし、使用環境や床材の種類によって異なるため、年数だけで判断するのではなく、傷・剥がれ・きしみ・沈みなどの状態を確認することが重要です。
劣化の程度によっては、全面張り替えをせずに部分補修で対応できる場合もあります。以下の具体的な症状について、それぞれ確認していきましょう。
- 傷やへこみが目立つ
- フローリングが浮いている・剥がれている
- 床がきしむ・沈む
- 床にカビや腐食が発生している
傷やへこみが目立つ
家具の移動や物の落下、長年の使用などによって、フローリングの表面に傷やへこみが発生します。特に、家具を引きずった際の擦り傷や、重い物を落とした際のへこみは、日常生活で起こりやすい症状です。
軽微な傷やへこみは、補修材などを使って目立たなくできる場合があります。一方、傷が深かったり、広範囲に劣化が進んでいたりする場合は、張り替えを検討しましょう。
床材や下地に問題がなく、見た目だけを改善したい場合は、上張り(重ね張り)も選択肢のひとつです。傷の深さや範囲に応じて、適切な方法を選ぶことをおすすめします。
フローリングが浮いている・剥がれている
経年劣化や湿気、接着剤の劣化などによって、フローリングが浮いたり剥がれたりする場合があります。特に、水回りや湿気がこもりやすい場所では、床材が水分を吸収して変形し、浮いたり剥がれたりしやすいです。
一部分だけの不具合であれば、接着剤による固定や部分補修で対応できるケースもあります。一方、複数の箇所で浮きや剥がれが発生している場合は、床材の張り替えが必要になる可能性が高いです。
浮いた部分につまずいたり、剥がれた箇所が広がったりする恐れもあるため、早めに対処することが大切です。
床がきしむ・沈む
歩くとギシギシと音がしたり、床が沈んだり、ブカブカした感触がある場合は、床下の下地や床材に問題がある恐れがあります。
原因としては、床材の劣化や接合部分の緩み、下地の損傷などが考えられます。特に、床の沈みやブカブカ感がある場合は、床を支える部材が傷んでいるケースがあるため、注意しなければなりません。
ただし、床がブカブカしていても、必ずしもフローリングの張り替えが必要とは限りません。状態によっては床下からの補修で改善可能で、床材を剥がさずに修理できるケースもあります。
軽微な補修であれば、費用が数千円〜数万円程度で済みます。
床が抜けるかもしれないと不安な場合は、無理に使用を続けず、専門業者に床下の状態を確認してもらいましょう。原因を特定したうえで、張り替えと補修のどちらが適しているか判断することが重要です。
床にカビや腐食が発生している
水漏れや湿気、結露などによって、フローリングや床下の木材にカビや腐食が発生する場合があります。床材の表面に黒ずみや変色が見られるほか、床下からカビ臭いにおいがする場合も少なくありません。
カビや腐食が発生している場合、表面の張り替えだけでは根本的な解決にならないケースがあります。原因となる水漏れや湿気に対策を講じ、必要に応じて傷んだ床材や下地を補修・交換することが大切です。
また、床下の木材まで腐食が進んでいる場合は、床を支える部材の強度が低下している可能性もあります。放置すると補修範囲が広がり、修理費用が高額になる恐れがあるため、早めに床下の状態を確認しましょう。
フローリングの傷や浮き、きしみ、カビなどの劣化症状は、原因や傷みの度合いによって最適な対処法が異なります。
表面的な修繕だけでは済まず、床下でのカビの繁殖や木部の腐食が進行している場合、放置すると健康被害や建物の寿命を縮める原因になりかねません。
全面張り替えが必要なのか、床下からの対策や部分補修で対応できるのかを見極めるためには、正確な現状確認が不可欠です。手遅れになる前に、専門業者に依頼するのがおすすめです。
フローリングの張り替えに関する費用相場

フローリングの張り替え費用は、施工する部屋の広さや使用する床材、施工方法によって異なります。
6畳程度の部屋であれば、上張り(重ね張り)は約5万〜15万円、既存の床材を撤去する全面張り替えは約9万〜20万円が目安です。
上張りは既存の床材を撤去・処分する必要がないため、全面張り替えよりも費用を抑えやすくなります。
ただし、床下や下地に劣化が見られる場合は、別途補修・補強工事が必要になり、追加費用が発生する場合もあります。
なお、株式会社ALTで6畳のフローリングを全面張り替える場合、費用は25万円前後が目安です。基本的には上張り(重ね張り)に対応しており、実際の費用は床の状態や施工範囲によって異なります。
張り替え費用を詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
>>「フローリング 張り替え 費用」(内部リンク)
フローリングを張り替える際の注意点

フローリングの張り替え工事をスムーズに進め、後悔のないリフォームをするには、次の注意点を押さえておく必要があります。
- 床下や下地の劣化を確認する
- 上張りによる床の高さが変化する
- マンションの場合は管理規約を確認する
- 張り替え時に適切な床材を選ぶ
施工後にトラブルが起きないように、事前の確認事項や注意すべきポイントを確認していきましょう。
床下や下地の劣化を確認する
床のきしみや沈みがある場合、フローリングだけでなく、下地や根太・大引などの床下の部材が劣化している可能性があります。原因を確認せずにフローリングを張り替えても、不具合が解消されないケースがあります。
例えば、床下の木材が腐食している場合、表面の床材だけを新しくしても、床の沈みやブカブカ感が残るでしょう。
特に腐食やシロアリ被害が見られる場合は、張り替え前に専門業者に依頼して調査しましょう。必要に応じて床下の部材を補修・補強し、不具合の原因を解消したうえでフローリングを張り替えることが大切です。
上張りによる床の高さが変化する
上張り(重ね張り)は既存のフローリングの上に新しい床材を施工するため、床の高さが上がります。床が高くなることで、ドアが閉まりにくくなったり、隣接する部屋との間に段差が生じたりする可能性が生まれます。
施工前に床材の厚みや建具の位置関係を確認し、必要に応じてドアの調整や段差対策を実施することが大切です。
特に、開き戸や収納扉の下部に十分な隙間がない場合は、新しい床材と干渉する恐れがあるため、事前に施工業者へ確認しておきましょう。
マンションの場合は管理規約を確認する
分譲マンションでは、フローリングの張り替えに関する管理規約が設けられている場合が多いです。特に床材の遮音性能や工事可能な時間帯、管理組合への事前申請などを確認する必要があります。
規約に適合しない床材を使用すると、施工後にトラブルになる場合があるため、事前に管理組合や管理会社へ確認することが不可欠です。
確認せずに工事を進めてしまうと、管理組合から床材の変更や再施工を求められ、余計な費用が発生する恐れがあります。
張り替え時に適切な床材を選ぶ
フローリングには主に「無垢フローリング」と「複合フローリング」があり、以下のように特徴が異なります。
| フローリング種類 | 特徴 |
| 無垢フローリング | 天然木の質感を楽しめる一方、湿度の変化によって反いや隙間が生じる場合がある |
| 複合フローリング | 傷や汚れに強い製品、防音性能を備えた製品などがある |
例えば、小さな子どもやペットがいる家庭では、傷や汚れに強く、お手入れしやすい床材が適切です。また、床暖房を使用している場合は、熱による反りやひび割れを防ぐため、床暖房に対応した製品を選ぶ必要があります。
見た目や価格だけでなく、使用する部屋の環境やライフスタイルに合った床材を選ぶことが大切です。
フローリングの張り替え・補修を自分(DIY)でできるケース

フローリングの張り替えや補修にかかる費用を抑えるために、DIYを検討する方もいるのではないでしょうか。
すべて自分で工事するのは難しいものの、床材や下地に大きな問題がなければ、DIYで対応できるケースもあります。
代表的な方法は以下の3つです。
- 上張り(重ね張り)で施工する場合
- 傷やへこみを部分的に補修する場合
- 置くだけ・貼るだけの床材を使用する場合
それぞれの方法と注意点を解説します。
上張り(重ね張り)で施工する場合
既存のフローリングを撤去せず、その上から新しい床材を張る上張り(重ね張り)は、下地に問題がなければDIYでも取り組める方法です。既存の床材を撤去する必要がないため、解体や廃材処分の手間を省けます。
一見すると簡単な作業に思えますが、実際には床材を部屋の形状に合わせて正確に切断し、隙間や浮きが生じないように施工する技術が必要です。
また、施工精度が低いと床材の浮きや隙間が発生するほか、床の高さが変わることでドアの開閉に支障が出たり、隣接する部屋との間に段差が生じたりする可能性もあります。
DIYでも施工は可能ですが、仕上がりや施工後の不具合が心配な場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
傷やへこみを部分的に補修する場合
フローリング表面の軽い傷やへこみは、市販の補修材や補修キットなどを使ってDIYで対応できる場合があります。
例えば、小さな擦り傷であれば補修ペン、浅いへこみであれば床材に適した充填材などを使用して、傷んだ部分を目立たなくする方法があります。
床材を張り替える必要がないため、材料費や作業時間を抑えられる点がメリットです。
ただし、深い傷や広範囲の損傷、床材の浮きなどは、表面的な補修だけでは改善できず、床材の張り替えが必要になる場合もあります。
置くだけ・貼るだけの床材を使用する場合
床の色やデザインを変更したい場合は、置き敷きタイプや粘着式の床材を使用する方法もあります。
既存のフローリングの上から施工できる製品が多く、専門的な工具を使わずに取り付けられるものもあります。床材の種類によっては、カッターなどでサイズを調整できるため、DIY初心者でも比較的取り組みやすい方法です。
ただし、既存の床材との相性や施工後の段差、ドアの開閉への影響などには注意する必要があります。
また、床のきしみや沈み、ブカブカ感などがある場合は、上から床材を敷いても根本的な解決にはなりません。 床下や下地に問題がないことを確認してから施工しましょう。
自宅の床の状態や傷み具合を見て、DIYで対応できるかを判断するのは簡単ではありません。無理に施工すると、不具合を解消できないだけでなく、かえって床を傷つけてしまうおそれもあります。
床のきしみや沈み、ブカブカ感などが気になる場合は、専門業者に状態を確認してもらうことが大切です。
必ずしも大がかりなフローリングの張り替えが必要とは限らず、状態によっては数千円〜数万円程度の部分補修で対応できる場合もあります。
株式会社ALT(アルト)では、現地調査から見積もりまで無料で対応しています。
床のきしみや沈みなどの症状を確認し、床下の状態に応じた補修方法を提案しているため、張り替えが必要かどうか迷っている方もお気軽にご相談ください。
フローリング張り替えに関するよくある質問

フローリングの張り替えを検討する際、多くの方が疑問に感じるポイントや、事前に解消しておきたい不安があります。ここでは、よくある質問とその回答を順番に確認していきましょう。
フローリングの張り替えは何年ごとに必要?
フローリングの張り替え周期は15〜20年程度が目安とされますが、床材の種類や使用環境によって異なります。
年数だけで判断せず、傷・剥がれ・きしみ・沈みなどの状態を確認することが大切です。軽微な劣化であれば、全面張り替えをせずに部分補修で対応できる場合があります。
フローリングは1枚だけ張り替えられる?
フローリングの種類や施工方法によっては、1枚だけ交換できる場合があります。
ただし、既存の床材と同じ製品が手に入らない場合、色や木目に違いが生じることがあります。なお、ALTでは部分張り替え(1枚交換を含む)は基本的に対応していません。
フローリングの張り替えは住みながらでもできる?
フローリングの張り替え工事は、住みながらでも実施できる場合が多いです。
ただし、施工する部屋の家具移動や、工事中の立ち入り制限などが必要です。広範囲の床下や下地の補修を伴う場合は、生活への影響や工期を事前に確認しておきましょう。
フローリングの張り替えに補助金は使える?
フローリングの張り替えだけでは、補助金の対象にならないケースが多いです。
ただし、断熱改修やバリアフリー改修など、一定の要件を満たす工事と組み合わせることで対象になる場合があります。なお、ALTでは補助金の申請サポートは行っていないため、利用可否や申請方法については自治体などにご確認ください。
フローリングの張り替えはどこに頼めばいい?
主な依頼先には、リフォーム会社・工務店・床工事の専門業者などがあります。
床材の交換だけなら内装工事に強い業者、きしみや沈みなどがある場合は床下や下地の調査・補修にも対応できる業者を検討しましょう。施工実績や見積もりの内訳、保証内容などを比較して依頼先を選ぶのがおすすめです。
まとめ|フローリングの張り替えは床の状態に合った方法を選ぼう

フローリングの張り替えには、全面張り替えだけでなく、上張り(重ね張り)や部分張り替えなど複数の工法があります。床の傷や汚れ、下地の状態によって最適な施工方法は異なるため、自宅の状況に合わせた選択が大切です。
例えば、カビなどの症状が見られる場合、表面的な修繕だけでなく床下や下地の補強が必要になる可能性もあります。
一方で、床のきしみや沈み、ブカブカ感がある場合でも、フローリングの張り替えが必要でないケースがあります。その場合、数千円〜数万円程度で依頼できる上、生活への影響もほとんどないため、まずは専門業者に状態を確認してもらうのがおすすめです。
後悔のないリフォームを実現するために、まずは費用相場や注意点を踏まえた上で、プロの業者に床下の状態をしっかりと確認してもらいましょう。
株式会社ALT(アルト)は、住宅の基礎補強工事を強みとするリフォーム会社です。
フローリングのきしみや沈みなどのトラブルにも対応しており、現地調査から見積もりまで無料で実施しています。床下の状態に応じた補修方法を提案しているため、張り替えが必要か迷っている方もお気軽にご相談ください。

| この記事を書いた人:ALT編集部 床下工事の専門会社として創業12年、施工実績3,711件以上(※2026年7月時点)を持つ株式会社ALTの編集部です。基礎補強やシロアリ対策、床補修など、床下に関する情報を分かりやすく発信しています。 床下全体を確認する視点を大切にし、必要以上に不安をあおらず、適切な対処につながる情報提供を心がけています。 |
| 監修者:佐藤 英康 株式会社ALT 代表取締役。2014年に株式会社ALTを創業し、床下工事を中心とした住宅リフォーム事業を展開。基礎補強や湿気対策、シロアリ対策など、床下に関する幅広い施工に携わっています。現場で培った知見をもとに、記事内容を監修しています。 |






