
床下のカビの除去方法は2つ!除去の必要性やDIYと専門業者の違いを解説
床下にカビが発生した場合、まず気になるのが「自分で除去できるのか」「専門業者に依頼した方がよいのか」という点です。
床下のカビは、手が届く小範囲で安全に作業できる場合であれば、自分で除去できる場合があります。一方、床下へ潜る必要がある場合や、広範囲にカビが広がっている場合は、無理に作業せず専門業者へ依頼することが大切です。
本記事では、床下のカビを自分で除去する手順と、専門業者へ依頼する場合の流れを解説します。費用相場やカビが発生する原因、除去する際の注意点も紹介するので、自分で対応するか業者へ依頼するか判断する際にお役立てください。
床下のカビでお困りの方へ。
床下のカビは、見えている部分を清掃するだけでは再発する場合があります。湿気や水漏れ、木材の劣化など、発生原因まで確認することが重要です。
株式会社ALT(アルト)では、床下の状態を確認したうえで、カビ除去や防カビ処理など必要な対策をご提案しています。自分で対応できる状態か判断に迷う場合も、まずはお気軽にご相談ください。
床下のカビは除去する必要があるか?

床下に発生したカビは、基本的に放置せず、発生範囲と原因を確認したうえで適切に除去する必要があります。
なぜなら、カビは温度・湿度・栄養分などの条件がそろうと繁殖するからです。放置しても自然に消えるとは限らず、床板の裏側や土台、大引きなどへ広がる恐れがあります。
また、カビ臭が室内まで上がってきたり、胞子が人間のアレルギー症状などに影響したりする恐れもあります。
ただし、カビがあるからといって、必ず大規模な除去工事が必要なわけではありません。表面の一部だけに発生しているのか、木材の内部まで劣化しているのかによって必要な対応は異なります。
まずは、発生範囲と床下の状態を確認しましょう。
床下のカビの除去方法|自分で対応する場合(DIY)

カビの発生範囲が狭く、床下点検口の近くなど安全に手が届く場所であれば、自分で除去できる場合があります。
作業時は防じんマスク・ゴム手袋・保護メガネなどを着用し、胞子や薬剤から身体を守りましょう。建材に適した方法でカビを取り除いたあとは、清掃箇所を十分に乾燥させます。
具体的な手順は、以下の通りです。
- カビの発生場所と範囲を確認する
- 必要な用具・保護具を準備する
- カビを取り除く
- 清掃した場所を十分に乾燥させる
床下へ身体を入れなければ作業できない場合や、カビが広範囲に及んでいる場合は、無理をせず専門業者へ依頼してください。
1.カビの発生場所と範囲を確認する
はじめに、床下点検口などから床下を照らし、カビが発生している場所と広がり具合を確認します。床板の裏側や土台、大引きなどの木材に、白い付着物や黒っぽい変色がないかを見てみましょう。
カビだけでなく、給排水管からの水漏れや結露、木材の変色・軟化なども確認します。作業前の状態を写真に残しておくと、清掃後との比較や業者へ相談する際に役立ちます。
目視できない奥までカビが続いている場合や、床下へ進入しなければ確認できない場合は、DIYに適した状態とは言えません。木材の腐朽が疑われる場合も、専門業者による調査を検討してください。
2.必要な用具・保護具を準備する
カビの胞子や薬剤から身体を守るため、作業前に次の道具を準備します。
- N95やDS2などの防じんマスク
- ゴム手袋
- 保護メガネ
- 長袖・長ズボンの作業着
- 懐中電灯またはヘッドライト
- 清掃用の布
- ビニール袋
- 建材に使用できる洗浄剤
必要な道具は、ホームセンターやネット通販で購入できます。すべて新しくそろえる場合にかかる費用は、2,000〜6,000円程度です。
ただし、選ぶ製品やすでに持っている道具によって費用は変わります。
床下は狭く、換気が難しい空間です。十分な明るさや換気を確保できない場合、呼吸器疾患がある場合、単独での作業に不安がある場合は無理に作業しないでください。
3.カビを取り除く
安全に手が届く小範囲のカビであれば、発生している建材の素材に合わせて除去します。
プラスチックや金属など、水分が染み込みにくい素材では、使用可能なカビ取り剤や洗浄剤を布に含ませ、カビを周囲へ広げないように拭き取ります。
一方、木材や合板などは水分や薬剤を吸収しやすいため、大量の水をかけたり、素材に適さない薬剤を使用したりするのは避けましょう。変色や劣化につながる場合があるため、木材に使用できる製品かどうかを確認し、目立たない場所で試してから使用します。
特に断熱材は内部までカビが入り込みやすく、表面を拭くだけでは十分に除去できないケースが多いです。カビの範囲が広い場合や、建材内部まで広がっている場合は、無理に自分で対応せず専門業者へ相談しましょう。
4.清掃した場所を十分に乾燥させる
カビを除去したあとは、清掃箇所に水分が残らないよう十分に乾燥させます。湿気が残ったままだと、再びカビが発生しやすくなるためです。
あわせて、床下の換気状況や湿度、水漏れの有無も確認しましょう。配管からの漏水や雨水の浸入が原因であれば、清掃だけでなく原因箇所を修理する必要があります。
次のような場合は、自分での対応を続けず専門業者に調査を依頼してください。
- 清掃後もカビが繰り返し発生する
- カビ臭が改善しない
- 木材が柔らかくなっている
カビの再発を防ぐためには、表面をきれいにするだけでなく、湿気や漏水など発生原因そのものを改善することが大切です。
床下のカビの除去方法|専門業者に依頼する場合

カビが広範囲に発生している場合や安全に作業できない場合は、無理に自分で除去せず、専門業者へ依頼しましょう。
専門業者に依頼する場合は、一般的に次のような流れでカビの除去や再発防止のための対応を進めます。
- 床下カビに対応できる業者へ問い合わせる
- 現地調査でカビの発生状況を確認する
- 除去方法と見積もりを確認する
- カビの除去・防カビ処理を実施する
- 必要に応じて湿気対策や補修を行う
順番に見ていきましょう。
1.床下カビに対応できる業者へ問い合わせる
まずは、床下のカビ除去に対応している専門業者へ問い合わせます。
問い合わせ時には、カビが発生している場所や広がり方、カビ臭の有無、床の沈みや水漏れなど気になる症状があれば伝えておきましょう。写真を送れる場合は、あわせて共有すると状況を伝えやすくなります。
また、床下カビの除去だけでなく、発生原因の調査や防カビ処理、必要に応じた湿気対策・補修まで対応できるか確認しておくと安心です。
業者によって対応範囲が異なるため、問い合わせの段階で現地調査の有無や費用、対応エリアなども確認しておきましょう。
2.現地調査でカビの発生状況を確認する
専門業者が現地に到着すると、床下へ入り、カビの発生場所や範囲、床板・土台・大引きなどの状態を確認します。床下の湿度や換気状況、配管からの水漏れ、雨水の浸入といった発生原因も調査します。
床下では、カビ以外の劣化が同時に進んでいる場合もあり、木材の腐朽やシロアリ被害、住宅基礎のひび割れなどがないかも確認してもらいましょう。
調査結果を写真や動画で提示してくれる業者なら、自分では確認しにくい床下の状態を把握しやすくなります。
3.除去方法と見積もりを確認する
現地調査の結果をもとに、カビの除去方法や施工範囲、費用の見積もりが提示されます。
見積書では、カビ除去だけでなく、防カビ処理・養生・乾燥・湿気対策など、どこまでの作業が含まれているかを確認してください。
同じ「床下カビ除去」でも、業者によって作業内容が異なります。施工面積、使用する薬剤、追加料金が発生する条件まで確認し、不明点は契約前に質問しましょう。
作業内容と料金の内訳が明確な業者を選ぶことで、不要な工事や想定外の追加費用を防ぎやすくなります。
4.カビの除去・防カビ処理を実施する
専門業者がカビの発生範囲や建材の状態に合わせて、専用の機材や薬剤などを使ってカビを除去します。
自分で対応する場合は、手が届く範囲の表面清掃が中心です。
一方、専門業者であれば、床下の奥までカビが広がっている場合や、木材・断熱材など建材ごとに状態が異なる場合でも、状況に応じた方法を選んで対応できます。
木材表面のカビを取り除き、必要に応じて防カビ処理をしたうえで、施工後は処理した箇所を十分に乾燥させます。また、湿気や漏水などの発生原因がある場合は、再発を防ぐための対策も検討可能です。
ただし、木材の内部まで腐朽が進んでいる場合は、表面のカビを除去するだけでは解決できません。状態によっては、劣化した部材の補修や交換が必要です。
5.必要に応じて湿気対策や補修を行う
カビを除去しても、湿気や漏水などの原因が残っていれば再発する可能性があります。調査結果に応じて、防湿シートの設置や換気環境の改善、配管の水漏れ修理などを検討しましょう。
また、木材の腐朽や床の沈みなどが見つかった場合は、カビ除去だけでなく、劣化した部材の補修や交換が必要になるケースも少なくありません。
カビの発生原因まで改善することで、再発防止につながります。株式会社ALTでは、床下のカビ除去・防カビ処理に加えて、シロアリ対策や木材の防腐処理にも対応可能です。
床下の湿気対策や住宅基礎の補修・補強も相談できるため、複数の劣化が見つかった場合も、床下の状態に応じた対策を検討できます。

床下にカビが発生する主な原因

床下のカビを再発させないためには、除去とあわせて発生原因へ対処する必要があります。
床下にカビが発生する主な原因は、以下の通りです。
- 床下の換気不足・湿気
- 結露の発生
- 配管の水漏れや床下浸水
- 新築時のコンクリートや木材の水分
床下の換気不足・湿気
床下は日光が届きにくく、空気の流れが悪いと湿気がこもりやすい場所です。地面から上がる水分や周囲の土地の状況が、床下の湿度に影響する場合もあります。
特に、田んぼや沼地などを埋め立てた土地は、地面からの湿気がたまりやすい状態です。床下の換気が十分でない状態が続くと、湿度が高い状態になり、カビが発生しやすくなります。
そのため、床下に湿気をこもらせないためには、空気を適切に循環させることが大切です。近年では、基礎と土台の間に基礎パッキンを設け、床下全体を換気する住宅も増えています。
結露の発生
湿った空気が冷たい基礎や配管、木材などに触れると、床下に結露が発生する場合があります。特に、夏場は暖かく湿った外気が比較的温度の低い床下へ入ることで、結露が生じやすくなります。
結露によって木材や断熱材が湿った状態が続くと、カビが繁殖する原因のひとつです。
単純に換気量を増やせば解決するとは限りません。特に夏場は、暖かく湿った外気を床下へ取り込むことで、かえって結露が発生しやすくなる場合があります。
そのため、結露している場所や発生する時期を確認し、以下のような原因に応じた対策をすることが大切です。
- 地面からの湿気には防湿対策
- 配管や雨水などによる水分の侵入には原因箇所の修理
- 湿度が高い場合には換気方法の見直しや除湿
このように、床下の状態を確認したうえで適切な対策を選びましょう。
配管の水漏れや床下浸水
給水管や排水管から水漏れが起こると、床下に湿気がたまり、カビが発生しやすくなります。
床下の水漏れは室内から見えにくいため、気づかないまま進行する場合もあります。カビ臭がする、床に変色が見られるといった症状から、水漏れが見つかるケースも多いです。
また、台風や大雨によって雨水が床下へ入り込み、浸水する場合にも注意する必要があります。浸水後に水や泥を十分に取り除かず、乾燥が不十分なままにすると、木材や断熱材にカビが広がる恐れがあります。
床下が浸水した場合は、カビの除去だけでなく、排水や泥・汚水の除去、洗浄、乾燥まで行うことが大切です。
新築時のコンクリートや木材の水分
築年数が浅い住宅でも、床下にカビが発生することがあります。その理由は、基礎コンクリートや木材に残った水分が、床下の湿度を高める場合があるためです。
特に、施工後の乾燥が十分でないまま床下が閉じられた場合や、床下の空気が流れにくい場合には注意する必要があります。
ただし、コンクリートや木材にどの程度水分が残っているかを、室内から判断するのは困難です。
「カビ臭がする」「床下に結露や変色が見られる」といった場合は、床下の状態を確認しましょう。必要に応じて、専門業者に湿度や木材の含水状態を確認してもらう方法もあります。
床下のカビ除去にかかる費用相場

床下のカビ除去を業者へ依頼する場合、費用は1㎡あたり2,500〜5,000円程度が目安です。例えば、施工面積が30㎡なら、単純計算で7万5,000〜15万円程度となります。
ただし、実際の費用は、カビの発生範囲や床下の高さ、建物の構造、使用する薬剤などによって変わります。防カビ処理や防湿シートの設置、腐朽した木材の交換などを行う場合は、別途費用が必要です。
点検費用や出張費が設定されている業者もあるため、見積もり時に確認しましょう。
株式会社ALTの床下カビ除去は、1㎡あたり1,272円〜です。施工面積や床下の状態によって総額は変わるため、現地調査後の見積もりで作業範囲と料金を確認しましょう。
あわせて、以下の記事もご参照ください。
>>「床下のカビ除去の費用はどれくらい?除去の方法や日頃の対策を紹介」
床下カビの除去方法に関する注意点

床下のカビを除去する際は、以下の点に注意することをおすすめします。
- カビを無理に削ったり掃除機で吸い取ったりしない
- カビ取り剤を安易に使用しない
- カビの除去だけで終わらせない
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
カビを無理に削ったり掃除機で吸い取ったりしない
カビを乾いたままブラシなどで削ると、胞子が空気中へ飛散する恐れがあります。カビやカビの胞子にさらされると、人によっては鼻や喉の刺激、咳、目のかゆみなどの症状が出ることがあります。
特に、カビにアレルギーがある方や喘息のある方は注意しましょう。カビ臭が続く場合は、臭いを消すだけでなく、カビの発生場所や湿気の原因を確認するのがおすすめです。
また、一般的な家庭用掃除機で吸い取る方法も、排気とともに胞子を周囲へ広げやすくなるため、避けてください。
カビ取り剤を安易に使用しない
市販のカビ取り剤には、塩素系をはじめさまざまな種類があります。すべての製品を床下の木材に使えるわけではなく、変色や金属の腐食などを招く場合があります。
使用できる素材や希釈方法、保護具、換気方法を製品表示で確認してください。
床下は換気しにくいため、薬剤の成分を吸い込む危険もあります。特に塩素系製品と酸性洗剤などを混ぜると有毒なガスが発生するため、絶対に混ぜてはいけません。
安全な使用環境を確保できない場合は、自分で薬剤を使わないことが重要です。
カビの除去だけで終わらせない
カビを取り除いても、湿気・結露・漏水などの原因が残っていると再発するケースがあります。除去後は施工箇所を十分に乾燥させ、必要に応じて換気環境の改善や防湿処理、水漏れ修理などをしっかりと実施しましょう。
木材の変色や軟化、床の沈みなどがある場合は、腐朽が進んでいることが予想されます。住宅基礎にひび割れなどが見つかった場合も、専門業者による調査と補修を検討するのが有効です。
床下カビの除去方法に関するよくある質問

床下のカビ除去について、よくある質問に回答します。
床下のカビは除去する必要がありますか?
床下のカビは、基本的に放置せず適切に除去・対処することが望ましいです。放置すると発生範囲が広がり、カビ臭や健康への影響につながる場合があります。
ただし、大規模な工事が必ずしも必要ではありません。カビの範囲や建材の状態、発生原因を確認し、必要な対応を判断します。
床下のカビは自分で除去できますか?
カビの発生範囲が小さく、床下点検口の近くなど安全に手が届く場所であれば、自分で除去できる場合があります。作業時は防じんマスク・ゴム手袋・保護メガネを着用し、建材に使える方法でカビを取り除きましょう。
床下への進入が必要な場合や、広範囲に発生している場合、木材の劣化が疑われる場合は専門業者へ依頼してください。
床下の白カビと黒カビで除去方法は異なりますか?
基本的には、白カビか黒カビかという色だけで除去方法が大きく変わるわけではありません。カビは、見た目の色だけで種類や危険性を正確に判断できないためです。
実際の除去方法は、発生範囲や建材の種類、表面だけに発生しているか、内部まで広がっているかなどをもとに判断します。そのため、色よりもカビの広がり方や建材の状態を確認しましょう。
床下のカビはアルコールで除去できますか?
アルコールは、製品の用法どおりに使用すれば、一部の素材表面に発生した小範囲のカビに効果が期待できます。
ただし、すべてのカビや建材に使用できるわけではありません。木材内部まで広がったカビや、広範囲に発生したカビをアルコールだけで処理するのは困難です。
火気がある場所では使わないなど、製品表示の注意事項も必ず守ってください。
床下のカビは自然に消えることがありますか?
湿度が下がるとカビの繁殖が一時的に抑えられることはありますが、発生したカビが自然に完全除去されるわけではありません。見た目の変化がなくても、環境が整えば再び繁殖する可能性があります。
放置せず、カビの発生範囲と原因を確認し、除去・乾燥・湿気対策をすることが大切です。
まとめ|床下のカビの除去方法を理解して適切に対策しよう

床下のカビを除去する方法には、自分で対応する方法と専門業者へ依頼する方法があります。
安全に手が届く小範囲のカビであればDIYで対処できる場合がありますが、床下への進入が必要な場合や広範囲に発生している場合は、無理をせず専門業者へ依頼しましょう。
また、見えているカビを取り除くだけでは、湿気や結露、水漏れなどが残り、再発する可能性があります。カビの発生原因を調べ、乾燥や湿気対策、必要な補修まで対応することが大切です。
床下の状態を自分で判断できない場合は、早めに専門業者へ相談してください。
床下のカビ除去は、株式会社ALTへご相談ください
株式会社ALTでは、床下のカビ除去や防カビ処理のほか、シロアリ対策、木材の防腐処理、湿気対策に対応しています。
住宅基礎にひび割れや劣化が見つかった場合は、補修・補強についても相談できます。床下のカビや臭いが気になる方は、お問い合わせ窓口からお気軽にご相談ください。







