二階にシロアリが出た場合の対処法を詳しく解説!

二階でシロアリの羽アリのようなものを見かけたら、すでに被害が拡大しているかもしれません。シロアリが好む環境さえ整っていれば、二階や天井裏も被害に遭ってしまいます。シロアリが二階に出ることは決して珍しいことではないのです。

そこで今回は、シロアリが二階に出る理由や対処法などについて、詳しく解説していきます。シロアリが家にいるときの兆候も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

シロアリは二階にも発生する

二階は地面から離れていて通気性も悪くないため、シロアリ被害とは無縁に思えます。しかし、二階のリビングや天井裏にもシロアリは発生します。

シロアリが二階に出る主な理由は「雨漏りなどによる湿気」と「羽アリの飛来」です。たとえば、屋根周りであっても、雨漏りをしている箇所があればシロアリが発生します。

二階にいるシロアリは危険!

飛来した羽アリが迷い込むこともありますが、そのまま棲みついて大規模な巣を作られてしまう恐れもあります。屋内に巣がある場合も、羽アリが二階に姿を見せるので注意が必要です。

なお、羽アリにはシロアリとクロアリの二種類がいます。しかし、屋内に現れるのは、家に被害を与えるシロアリの羽アリだけです。そのため、二階で羽アリを見かけた場合は、すでにシロアリの被害に遭っている可能性があります。

二階にいるシロアリの対処法は?

二階でシロアリを見かけたら、迷わず専門業者に駆除を依頼しましょう。放置しておくと天井裏に被害が及び、家全体の耐久性が低下してしまいます。

ご自分でシロアリを完全に駆除するのは不可能なので、DIYによる対策は厳禁です。中途半端な処理は、かえってシロアリ被害を拡大させることもあります。

市販の駆除剤でシロアリを駆除するのも困難です。シロアリは巣の特定が難しく、柱の内部や床下の見えない箇所もご自分では対処できません。そのため、市販の駆除剤は、専門業者が到着するまでの「応急処置」として使うようにしてください。

二階にいるシロアリの種類

二階に発生するシロアリとしては、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリの3種類が考えられます。どの種類も被害が大きくなりがちなので、早急な駆除が必要です。

種類別の特徴を詳しく見ていきましょう。

・ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは水を運ぶ能力がないので、湿っている木材だけを食害します。そのため、ヤマトシロアリの被害に遭うのは、主に床下や1階です。

ただし、雨漏りや水漏れで木材が湿っている場合は、エサを求めて二階まで上がってきます。二階でヤマトシロアリを見つけた場合には、駆除と同時に雨漏りや水漏れもチェックするといいでしょう。

・イエシロアリ

イエシロアリは水を運べる能力があるため、湿気が少ない二階にも移動して被害を及ぼします。巨大な巣を作り数百万匹にも増えるイエシロアリは、その被害も大きくなりがちです。

プロでも念入りな調査と駆除が求められる種類なので、ご自分での駆除は不可能と考えた方がいいでしょう。

・アメリカカンザイシロアリ

乾材に巣を作る外来種です。乾いた木材を食害するため、湿気の少ない二階にも被害が及びます。巣を作ると表面だけを残して中身を食べつくしてしまうので放置は厳禁です。

羽アリの数が少なく被害に気づきにくい種類ですが、巣を作ると木材に小さな穴をあけてフンを積み上げるという特徴があります。

シロアリが家にいるときの兆候

シロアリが家にいる場合には、次のような兆候が見られます。

・床やドアが急激に劣化する

床を歩くと沈むような感覚になったら、床下がシロアリ被害に遭っている兆候です。また、シロアリ被害によって壁や柱が歪むと、ドアの開閉がしにくくなります。床やドアの劣化は経年劣化でも起こりますが、複数の箇所で同時に劣化が起きた場合は、シロアリが家にいると考えていいでしょう。

・壁や柱を叩くと空洞音がする

シロアリ被害に遭っている壁や柱は内部がスカスカになるため、叩くと空洞音がします。被害が進行している場合は、指で押しただけでも柱がへこみます。

・床に木くずのようなものが落ちている

シロアリの種類によっては、木材に小さな穴をあけてフンを積み上げるという特徴があります。柱や壁の近くに木くずのようなものが落ちていた場合は、専門業者に点検・調査を依頼しましょう。

まとめ

二階に発生するシロアリは大きな被害を与える種類が多いので、見つけたら早急に駆除業者へ連絡しましょう。シロアリの種類を特定できない場合や、全体的な点検を依頼したいときも、専門業者に連絡してください。

また、「床やドアが急激に劣化する」「壁や柱を叩くと空洞音がする」などの兆候がある家は、シロアリが発生している可能性があります。ひとつでも当てはまる兆候があるなら、専門業者に相談した方がいいでしょう。

ご相談・お問い合わせ窓口

床下、給水管や排水管などお住まいに関する不安がありましたら、お気軽にご相談ください。しつこい営業は一切しませんのでご安心ください。

お電話でのお問い合わせ メールでのお問い合わせ

画像

関連記事一覧