5月はシロアリのシーズン!家の中で羽アリを見かけたら要注意です

5月になるとシロアリの羽アリが本格的に活動を始めます。なかでも、住宅に大きな被害を与える「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の羽アリには注意が必要です。

ただし、シロアリの天敵「クロアリ」の羽アリも活動を始めるので、羽アリを見かけたら「どの種類の羽アリなのか」を見極めたうえで対処しなければいけません。

そこで今回は、シロアリ種類や羽アリを発見したときの対処法、シロアリ被害に遭いやすい家の特徴などについて詳しくご紹介します。

5月に出現する羽アリの特徴は?クロアリとの見分け方も紹介

5月に姿を現すシロアリの羽アリは、家屋に大きな被害を与える「ヤマトシロアリ」か「イエシロアリ」の可能性が高いので、見つけ次第すぐに駆除しなければいけません。

ただし、家屋に被害を与えないクロアリの羽アリも家に出現するので、「羽アリが出た!」と慌てる前に、クロアリの羽アリなのか、シロアリの羽アリなのかを見極める必要があります。

適切に対処できるように、「ヤマトシロアリの羽アリ」「イエシロアリの羽アリ」「クロアリの羽アリ」の特徴や活動時期、生息地などの違いを確認しておきましょう。

なお、シロアリの羽アリは羽が取れやすい構造になっているため、半透明の羽だけが屋内に落ちていることもあります。羽アリを見かけなくても、屋内に羽が落ちていたらシロアリの被害を疑った方がいいでしょう。

ヤマトシロアリの羽アリイエシロアリの羽アリクロアリの羽アリ
活動時期4月〜6月6月〜7月5月〜11月
胴体寸胴寸胴くびれがある
前後で同形同大前後で同形同大前の羽は長く、
後の羽は短い
生息地北海道(道西)、本州、四国、九州本州(千葉以西)、四国、九州全国

羽アリを発見したらすぐに駆除が必要!

気温が上がるとシロアリの羽アリが家の中や庭などに姿を現します。屋内の目につく場所に姿を見せる羽アリは「全体のごく1部である」と考えて間違いありません。実際には、目に見えない場所でシロアリによる被害が拡大している可能性が高いです。

シロアリを放置しておくと柱や天井裏などの建材を食い荒らしてしまうため、住宅の耐久性が大幅に低下してしまいます。震災で家が倒壊する恐れがあるので大変危険です。

シロアリの羽アリを見かけたら、すぐに専門業者に点検と駆除を依頼した方がいいでしょう。

羽アリを発見した場合の対処法

ここからはシロアリの羽アリが現れた際の応急処置法を4つご紹介します。あくまでも、業者の点検や駆除までに時間がかかってしまう場合の一時的な方法ですので、必ず駆除業者への依頼は忘れずにおこないましょう。

また、逆効果になってしまう対処法もありますので併せてご紹介します。

1.粘着テープ

シロアリの羽アリを粘着テープに貼り付けて駆除する方法です。シロアリは皮膚呼吸をするので、粘着物が皮膚に付くと呼吸ができずに死んでしまいます。

2.掃除機

シロアリの羽アリを掃除機で吸い込む方法です。吸い込んだあとは袋の口をテープで留めてから、可燃ゴミに出しましょう。

3.熱湯

シロアリは70~100℃の熱湯をかけると死んでしまうので、台所のシンクなどにいるシロアリの羽アリは熱湯での対処してください。

4.シャワーの水圧

浴室や洗面台にいるシロアリの羽アリは、シャワーの水圧で対処します。

<やってはいけない駆除方法>

絶対にやってはいけない方法は「殺虫剤を撒く」ことです。殺虫剤を撒くと、生き残ったシロアリがあちこちに散らばる恐れがあります。

なお、ここでご紹介した方法は、あくまでも「応急処置」です。素人の手によるシロアリの完全駆除難しいので、できるだけ早く専門業者に本格的な駆除を依頼しましょう。

シロアリ被害に遭いやすい家の特徴

どのような家でもシロアリの被害に遭う可能性はありますが、とくに被害に遭いやすい家の特徴をご紹介します。

・床下に湿気が溜まっている

床下の湿気はシロアリが発生する最大の原因とも言えます。とくに、床下配管の水漏れや雨漏りが起きていると床下に湿気が溜まってシロアリが好む環境になってしまうので、すぐにでも修理を依頼しましょう。

・床下が狭い

床下の換気口が少ない家や、換気口が塞がっている家は床下の通気性が悪いため、湿気が溜まりやすくなります。床下が狭い場合には、新たな換気口を取り付けるなどの対策も必要です。

・庭などに廃材を放置している

シロアリは木材などの建材だけではなく、ダンボールや古新聞などの廃材もエサにしてしまいます。不要な物を庭に置くのは避けた方がいいでしょう。

・家の周囲に木製の柵がある

柵は地面に接触しているため、木材を使った柵をエサにされてしまうことがあります。柵から床下や玄関などに侵入されれば、被害が家全体に及びます。

・庭に植木や盆栽が並んでいる

植木や盆栽もシロアリのエサになります。場合によっては庭全体がシロアリの生息地となり、床下へと侵入してくるので注意が必要です。

まとめ

今回は、5月に活動するシロアリの活動時期や羽アリの見分け方などについて、詳しくご紹介しました。

5月に姿を見せるシロアリは、家に大きな被害を及ぼす「ヤマトシロアリ」か「イエシロアリ」の可能性があるので、見かけたらすぐに駆除しなければいけません。業者の駆除までに時間が空いてしまうような場合は、粘着テープや掃除機を使って応急処置をしておきましょう。

ただし、応急処置は一時的な対策に過ぎないので、できるだけ早く専門業者に本格的な駆除を依頼して、シロアリ被害の拡大を防ぐことが重要です。

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