庭のウッドチップはシロアリ被害の原因になる?被害の防止には早めの対策が重要!

自然な木材を使用したウッドチップは、お庭の景観を良くするだけではなく、雑草対策にも役立つガーデニングには欠かせないアイテムです。

しかしウッドチップは、シロアリを寄せ付けてしまう可能性もあるので対策が必要です。

ウッドチップがシロアリの巣になる可能性はほとんどありません。しかし、周囲にいるシロアリが寄りついて、土壌から住宅の床下に侵入してしまうことがあります。

そこで今回は、ウッドチップにシロアリが集まる理由や、ウッドチップを設置する際のシロアリ対策などについて、詳しくご紹介します。

ウッドチップにはシロアリ対策が必要?

ウッドチップがシロアリの巣になる可能性はほとんどありません。ウッドチップのサイズは1~3cmと小さいため、シロアリは巣を作れないのです。

ただし、周辺にシロアリが住み着いていた場合は、土壌に設置したウッドチップを食べるために集まってきてしまいます

集まってきたシロアリはウッドチップ下の土壌に巣を作ったり、土壌から住宅の床下に侵入したりすることもあるので注意が必要です。なお、厚みがあるウッドチップを設置していると、そこにシロアリが巣を作ってしまいます。

・シロアリは木材が大好物!

シロアリは、木材に含まれるセルロースを好みます。なかでも、アカマツやクロマツ、モミなどのやわらかい木材を好むという特徴があります。ウッドチップを選ぶときには、使われている木材の種類もチェックした方がいいでしょう。

シロアリは木材のほかにも、新聞紙や段ボール、衣類、畳なども食べてしまいます。シロアリのエサになる物を放置しておくと、周辺に生息しているシロアリが集まってきて住宅に侵入する恐れがあるので注意が必要です。シロアリ被害を未然に防ぐためにも、庭や家の周囲に不要な物を放置するのは避けましょう。

ウッドチップを設置する際のシロアリ対策は?

ウッドチップはシロアリを引き寄せてしまう可能性があるので、設置する際にはしっかりと対策をしなければいけません。

ウッドチップのシロアリ対策としては、主に以下のような方法があります。

・土壌との接地面にシートを張る

ウッドチップの下にシートを張ると、シロアリが土壌から出てこられなくなるので、巣を作れなくなります。シロアリ対策以外にも、雑草が少なくなるといった効果も期待できます。

・砂利や石を敷く

土に砂利や石を入れて敷いておくと、シロアリ被害に遭いにくくなります。なお、シロアリは枕木なども狙うので、事前にレンガを敷くなどの対策も考えた方がいいでしょう。

・小さいウッドチップを選ぶ

シロアリは薄くて小さい木材には巣を作れないので、サイズが1cm前後のウッドチップを選びたいところです。

・日陰にはウッドチップを敷かない

シロアリは湿気や暗い場所を好むため、ウッドチップは日当たりのよい場所を選んで設置するようにしてください。

・防虫加工が施されたウッドチップを使う

防虫加工が施してあるウッドチップを使うのも、ひとつの方法です。ただし、ウッドチップに添付されている薬剤が花壇やペットなどに影響を与える可能性もあるので、取り扱いには注意してください。

本格的な対策をするならシロアリ消毒をプロに依頼!

本格的なシロアリ対策をおこなうなら、住宅の床下の木材や土壌に直接
薬剤を散布する「バリア工法」での防除が効果的
です。

ほとんどのシロアリは土中から床下に入り込むため、床下に薬剤を散布すれば、シロアリの侵入ルートを断ち切ることができます。

バリア工法で使う薬剤は即効性が高いので、シロアリ被害を素早く食い止めたいときにも有効です。すでにシロアリが発生している場合は、被害箇所に薬剤を散布して駆除することもできます。バリア工法の費用は1平方メートルあたり1,000〜2,000円が相場です。

薬剤の効果は5年間ですが、5年以内にシロアリが再発することもあるので、「施工後5年間の無料保証」が付いている優良業者に施工を依頼するといいでしょう。

まとめ

ウッドチップのサイズは1~3cmと小さいため、ウッドチップ自体がシロアリの巣になるケースはほぼありません。ただし、周辺にシロアリが住み着いていた場合は、ウッドチップを食べるためにシロアリが集まってきてしまいます。

ウッドチップを設置する際のシロアリ対策には、主に以下のような方法があります。

・シートを張る
・砂利や石を敷く
・小さいウッドチップを選ぶ
・日陰にはウッドチップを敷かない
・防虫加工が施されたウッドチップを使う

本格的なシロアリ対策を検討しているなら、即効性の高い薬剤を散布して防除する「バリア工法」がおすすめです。

バリア工法は床下に直接薬剤を散布するため、シロアリの侵入ルートを遮断できます。即効性も高く、シロアリ被害に遭っていても駆除することが可能です。費用は1平方メートルあたり1,000〜2,000円が相場になります。

木材や廃材がある場所にはシロアリが発生する可能性があるので、被害の拡大させないためにも、専門業者に無料点検を依頼してみてはいかがでしょうか。

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