ユニットバス補修のタイミングはいつ?の費用相場や劣化原因を詳しく解説

ユニットバスを長く使用していると、浴槽や壁、床などが劣化するため補修をしなければいけません。3点ユニットバスはトイレや洗面所の補修も必要です。不具合を放置しておくと思わぬ被害の拡大を招きますが、補修のタイミングがわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ユニットバスを補修するタイミングや、業者に依頼する際の注意点などを詳しく解説します。補修の費用相場も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ユニットバスが劣化する原因

ユニットバスが劣化する主な原因は「経年」です。国税庁はユニットバスの法定耐用年数を「建物と同様」としています。木造住宅であれば法定耐用年数22年ということです。

しかし、実際に使える年数はさらに短くなります。使用状況によっても異なりますが、15~20年程度で劣化すると思った方がいいでしょう。築15年以上の家で1度もメンテナンスをしていない場合は、補修・交換が必要です。

場合によっては30年以上使うこともできますが、長く使うほどトラブルも増えてきます。快適に使用するためにも、15年前後を目安に補修・交換を検討してみてください。

ユニットバス補修のタイミング

ユニットバスは経年数以外にも補修のタイミングがあります。次のような兆候がある場合は、ユニットバスを補修した方がいいでしょう。

  • カビを除去できなくなった
  • ヒビやサビが目立つ
  • 排水溝の流れが悪い
  • 換気扇が効かない
  • 洗面台の劣化
  • トイレのトラブル

それぞれ詳しく解説します。

カビを除去できなくなった

こまめに掃除をすればカビを除去できますが、亀裂や穴の開いた箇所が増えてくると、壁や床の内部にカビが発生します。普段の掃除で取りきれないカビが目立つようになったら補修を検討しましょう。

ヒビや錆びが目立つ

浴槽のヒビは「割れ」に発展することもあるので放置は避けましょう。テープを使えば一時的に補修できますが、業者に修理を依頼する際に塗装が剥がれることもあるので、初めから業者に修理を依頼するのが無難です。

なお、ヒビ割れから赤茶色の汚れが出ている場合は、ユニットバスを取り付ける金具が錆びている恐れがあります。このような状況になったら、早めに業者へ連絡して点検してもらった方がいいでしょう。

排水口の流れが悪い

排水管の内部が劣化すると流れが悪くなります。そのままにしておくと、破損部からの水漏れによってユニットバス内部が腐食するので注意が必要です。

換気扇が効かない

浴室換気扇の寿命は8年から10年です。ユニットバスよりも早く劣化するため、効きが悪いと感じたら交換するようにしましょう。換気扇の効きが悪いとユニットバスに湿気が残り、カビや雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

洗面台の劣化

洗面台が一体化している2点・3点ユニットバスは、洗面ボウルや鏡、天板などに割れが起こることもあります。このような割れを放置しておくと水漏れにつながるので、早めに補修を行いましょう。

トイレのトラブル

3点ユニットバスは、トイレの詰まりや水漏れ、便座のひび割れにも注意が必要です。詰まりや水漏れは配管が原因の可能性もあるので、専門業者に点検と補修を依頼しましょう。

ユニットバスの補修費用

ユニットバスの補修を業者に依頼した場合の費用相場と作業時間は下記のとおりです。

ユニットバスの補修箇所費用相場作業時間
浴槽の補修・塗装 9.5万円~15万円2日~3日
壁の補修 8万円~30万円1週間~10日
天井の補修 3万5千円~7万円1週間~10日
床の補修 4万円~14万円1週間~10日
ドアの補修・交換 3万円~16万円1日
換気扇の補修・交換 3千円~15万円1時間程度
浴槽交換 5万円~60万円1週間~10日

使われている素材やトラブルの内容、ユニットバスの構造などによっても費用相場や作業時間は異なりますが、大まかな目安にはなるでしょう。

ユニットバスの補修はDIYできる?

ユニットバスの補修は費用が高額になることも多いため、ご自分での補修を検討する人も多いでしょう。しかし、ユニットバスの補修に失敗してしまうと、思わぬ破損や水漏れを引き起こして被害が拡大することもあります。換気扇の修繕・交換には電気工事士の資格も必要です。

「結果的に費用が高くついた」ということにもなりかねないので、ユニットバスの補修は必ず専門業者に依頼してください。

ユニットバスの補修を業者に依頼するときの注意点

ユニットバスの補修は、信頼できる業者に依頼する必要があります。業者選びで注意したいのは次のような点です

  • 作業料金
  • 過去の実績
  • 対応力
  • 保証とアフターサービス

それぞれ詳しく解説していきます。

作業料金

業者に依頼する際には必ず見積書を発行してもらい、作業内容と料金の妥当性を確認しましょう。作業料金が明確な業者であれば、施工後に追加料金を請求される心配がありません。悪質な業者は公式ページに料金表を掲載しておらず、見積書を発行しないこともあるので注意が必要です。

過去の実績

公式ホームページに施工事例が掲載されている業者なら、安心してユニットバスの補修を依頼できます。ただし、写真に業者のスタッフが写っていない場合はフリー素材を使って捏造している可能性もあるので気をつけましょう。

対応力

「作業内容を詳しく説明してくれる」、「不要なサービスを薦めてこない」といった対応力も重要です。作業内容を詳しく説明できない業者は、実績が少ない証拠とも言えます。必要ないサービスを強く薦めてくる場合は、悪質業者の可能性があります。

保証とアフターサービス

専門業者による施工でも、不具合が発生する可能性はゼロではありません。そのため、再発時の保証やアフターサービスの内容は必ず事前にチェックしてください。施工後の無料定期点検や、一定期間内の無料再施工などを保証している業者なら、より安心です。

まとめ

ユニットバスの法定耐用年数は22年ですが、実際には15年程度で補修が必要になります。15年以内であっても、ひび割れや換気扇のトラブルがある場合は、早めの補修を検討しましょう。

ユニットバスはDIYでも補修できますが、失敗した場合は水漏れや破損につながることもあります。余計な出費や労力を防ぐためにも、初めから専門業者に補修を依頼しましょう。

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