「ホーロー浴槽の補修・交換の時期は?劣化の兆候と補修費用を徹底解説!

ホーロー浴槽が劣化すると内部が錆びてしまうので補修が必要になります。劣化の兆候がある場合は、早めに補修を検討しましょう。浴槽を交換するのも方法のひとつです。すでに浴槽の補修や交換を検討している方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ホーロー浴槽の寿命やメリット・デメリット、劣化の兆候などについて詳しく解説します。ホーロー浴槽の補修方法と費用も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ホーロー浴槽とは?寿命の目安は

ホーローは、金属素材の表面にガラス質の釉薬(うわぐすり)を高温で焼き付けた素材です。表面がガラス質なので臭いや汚れを防ぎ、メンテンナンス性が高いという特徴があります。

ホーロー浴槽の寿命は20年~30年と長いため、水回りで主に使用されます。ただし、使用状況によっては15年前後で劣化することもあるので注意が必要です。寿命はあくまでも目安としたうえで、劣化の兆候から補修を判断するようにしてください。

ホーロー浴槽のメリット・デメリットとは

ホーロー浴槽には、主に次のようなメリットがあります。

<ホーロー浴槽のメリット>

1.肌触りが良い

表面がガラス質のホーローはなめらかで、肌触りの良いという特徴があります。

2.カビやキズに強い

ホーローは硬質なのでキズに強く、カビの繁殖も防ぎます。

3.メンテナンス性が高い

清掃は軽く汚れを洗い流したり、水拭きしたりするだけで完了します。硬質であるため、掃除にタワシやブラシを使っても問題ありません。

4.保温性が高い

金属素材が鋳物のホーローは保温性も高いです。浴槽のへりまで温度が伝わるため、肩までしっかり温まることもできます。

ホーロー浴槽のデメリットも確認しておきましょう。

<ホーロー浴槽のデメリット>

1.劣化すると錆びやすくなる

劣化などによって表面にヒビや剥がれがあると、内部に水が入り込んで錆びやすくなります。FRPの浴槽では、このようなことはほとんど起こりません。

2.価格が高い

ほかの素材に比べると本体価格は割高です。たとえば、FRP浴槽の本体価格相場は1万~35万ですが、ホーローは15万~110万円になります。

3.重量がある

軽量なFRPは2階にも設置できますが、ホーローは本体だけで100kgを超えることもあるため、設置する階数が限られてしまいます。また、交換する際の作業費が、ほかの素材を使っている浴槽に比べると高額になる傾向もあります。

4.施工や補修に対応できる業者が少ない

ホーローの補修や施工には豊富な知識と技術が必要になりますが、近年では対応できる業者が少なくなってきています。

ホーロー浴槽の劣化の兆候と補修の目安時期は?

劣化したホーロー浴槽の大きな特徴は、表面のひび割れや剥がれです。このような状態が続くと、内部の金属部分に水が染み込んで錆びが発生します。穴が開いている場合は、すでに内部が錆びていると思った方がいいでしょう。

錆びが発生している状態を放置していると劣化が進んでしまうので、ヒビや剥がれを発見した時点で補修を検討するようにしてください。

ホーロー浴槽の補修方法と費用相場

研磨による修復はできないので、基本的には塗装によって補修をすることになります。ホーロー浴槽の塗装補修費用は7万~20万円が相場です。劣化が軽度の場合は、コーティング材を施して対応することもあります。ホーロー浴槽のコーティング費用は、2万円~3万3千円ほどです。

補修ではなく、ホーロー浴槽を交換する場合の費用相場は、浴槽の本体価格が15万~110万円、交換工事費が10万円前後となります。ただし、作業の内容によって費用は大きく変わるため、事前に見積もりを依頼して確認するようにしてください。

ホーロー浴槽の補修・交換する業者の選び方

ホーロー浴槽の補修や交換を依頼する際には、次の4点に注意して業者を選びましょう。

1.過去の実績

ホーロー浴槽の補修や交換には、専門的な技術が求められます。しかし、近年では対応できる業者が少なくなっているため、現地調査の段階で施工を断られるケースも珍しくありません。ノウハウや実績のない業者に依頼すると、施工不良などを起こす恐れもあります。

2.口コミ

施工実績が多くても、口コミの評価が低い業者は利用しない方がいいでしょう。自作自演の口コミを避けるためにも、必ず第三者が運営しているサイトでチェックしてください。複数のサイトをチェックすると、より信憑性が増します。

3.費用

適切な費用も重要な選定ポイントです。費用が高すぎでもいけませんが、安すぎる業者も何か問題があると思った方がいいでしょう。いずれにしても、費用相場を確認したうえで、工費を比較検討してください。
なお、施工を依頼する前には必ず複数の業者から相見積もりをとって、費用と工事内容を確認しましょう。

4.保証内容

実績豊富な優れた業者でも、施工後に不具合が出る可能性はゼロではありません。そのため、アフターサービスの内容を確認しておくことは大変重要です。保証内容が充実している業者なら、欠陥が見つかった場合に無償で再施工してくれます。

まとめ

ホーロー浴槽の寿命は20年~30年です。劣化すると表面にヒビや剥がれが発生して、内部に錆が生じてしまいます。劣化は塗装によって補修をするのが一般的です。補修費用の相場は7~20万円前後になります。

劣化状態が軽度の場合は、コーティング材を施して対応します。コーティングの費用相場は、2万~3万3千円ほどです。浴槽を交換する場合の費用相場は、浴槽の本体価格が15万~110万円、交換工事費が10万円前後になります。

ホーロー浴槽は耐久性が高くメンテナンスも簡単で、肌触りが良いというメリットがあります。一方で、価格が高く補修や交換に対応できる業者が少ないというデメリットもあります。予期せぬトラブルを防ぐためにも、補修や交換を依頼する前には、必ず業者の実績や口コミをチェックしましょう。

ホーロー浴槽の補修を検討している方は、まず複数の業者に相見積もりを依頼するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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