DIYで浴室リフォームできる?自分で作業するときの注意点を解説

浴室は家の中でも特に湿気が多く、劣化が早い場所のひとつです。そのため、浴室のリフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。

リフォームを業者に任せると高額な費用がかかりますが、DIYであれば手頃な価格でリフォームできます。自分好みのデザインに仕上げることも可能です。

ただし、DIYでの浴室リフォームには危険性もあります。そこで今回は、DIYでも可能な浴室リフォームや注意点について詳しく解説します。これからDIYで浴室のリフォームをしようとしている方は、本記事を読んだ上でDIYリフォームをするかどうか判断してください。

浴室のリフォームはDIYできる?

浴室のリフォームは、簡単な作業を除いて専門家に依頼することが推奨されています。これは、水回りの設備や配管の知識が必要になるためです。

なお、配線や電気工事に関しては専門的な技術や知見が必須となるので、最初から専門業者に依頼したほうがいいでしょう。

では、ご自分でDIYを行った場合、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。次項で詳しく確認していきましょう。

浴室のリフォームをDIYするリスク

浴室のリフォームをDIYすると、次のようなリスクがあります。

  • 漏水事故を起こす可能性がある
  • 火災や感電事故につながる
  • 施工のやり直しで費用が割高になることもある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

・漏水事故を起こす可能性がある

浴室のリフォームを行う場合、水回りの設備や配管に関する知識や技能が必要になります。誤った施工をすると、水漏れや水害を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

たとえば、浴槽やシャワーヘッドを交換・取り付ける際に配管の問題があると、水漏れや漏水事故につながります。防水処理も正しく行わなければ、壁や床の中に水が侵入してカビや腐食を引き起こします

とくに、マンションやアパートなどの共同住宅では他住戸に被害が及ぶ恐れもあるので、DIYは避けたほうがいいでしょう。

・火災や感電事故につながる

浴室の誤った配線が原因で、火災や漏電による感電事故を引き起こす可能性があります。

浴室の照明器具や換気扇は水と接触するため、防水や絶縁処理に注意しなければいけません。接地や漏電保護も必要です。

このような電気工事には、専門的な知識と技能が求められます。思わぬ事故を防ぐためにも、電気製品の交換やリフォームは初めから専門業者に依頼しましょう。

・施工のやり直し費用が割高になることもある

DIYでの浴室リフォームは、業者に依頼するよりも安くなる可能性はあります。ただし、質の低い材料を使用したり、施工方法に問題があったりすると失敗する恐れがあるので注意しなければいけません。

大規模な修繕が必要になれば、多額の工費を払うことになるため、初めから業者に依頼するよりも総額が高くなってしまいます。

工具や器具を揃えるための初期費用も必要です。浴室のリフォームは何度も行なうものではないため、初期費用を考えると業者に依頼したほうが安く済むこともあります。

DIYできる簡単な浴室リフォームもある!

DIYで簡単にできる浴室リフォームは、タイルの張り替えや壁の塗り替えです。

タイルの貼り替えは、市販のタイル接着剤や目地材を使えば簡単に行なえます。ただし、タイルの接着剤やジョイント材は用途に応じた特性があるため、選ぶ際には注意が必要です。防水性もしっかりと確認しておきましょう。

壁の塗り替えには専用のバスルーム用ペイントを使います。湿気や水に強く色が長持ちするため、古くなったバスルームを手軽にリフォームしたいときにもおすすめです。

※なお、少しでも施工に不安がある方は、必ず業者に依頼するようにしましょう

浴室のリフォームをDIYする際の注意点3つ

浴室のリフォームをDIYする際には、次のような点に注意しましょう。

  1. 事前に計画を立てる
  2. 適切な道具を用意する
  3. 防水性に注意する

それぞれ詳しく解説していきます。

・事前に計画を立てる

浴室のリフォームを始める前に、必ず計画を立てましょう。浴室のサイズや間取り、使用する素材や道具、施工のスキルや知識などを確認したうえで現実的なプランを立てることが大切です。

・適切な道具を用意する

浴室リフォームに必要な道具や器具は適切なものを選びましょう。手袋と安全メガネ、マスクは欠かせません。電動工具や塗装用具、接着剤やシーリング剤などは使い方によって危険を伴うため、扱いに不安がある場合は初めから専門業者に依頼したほうが安全です。

・防水性に注意する

浴室のリフォームは防水性に注意することも重要です。床や壁、シーリング部分などの防水処理が不適切だと水漏れの原因になります。水漏れが発生するとカビや腐食、シロアリなどの二次被害が発生してしまうので、施工前に必ず防水処理の方法を確認しましょう。

浴室リフォームを業者に依頼した際の費用

浴室リフォームを業者に依頼した際の、主な費用相場と工期は下表のとおりです。

工事内容費用相場工期
手すり設置3~5万円1時間
ドアの交換5~16万円1日
内装全体10~30万円1~2日
タイル補修2~3万円1~2日
床のタイル張り替え6万円前後2~3日
壁のタイル張り替え10万円前後2~3日
浴槽の交換10~55万円1日

グレードの高いユニットバスへのリフォームは、費用が高額になる可能性があります。また、部分的な工事を別々のタイミングで行なうと割高になります。

築10年以上であれば全体をリフォームしたほうが割安にケースも多いので、事前に専門業者へ相談してみるといいでしょう。相談のみなら無料で行っている業者も多数あります。まずは気軽に相談してみましょう。

まとめ

浴室のリフォームはDIYできますが、配管や電気工事は専門的な技術や知見が必要になるので、専門業者に依頼するようにしてください。自分で施工すると漏水事故や火災、感電事故などを引き起こすリスクがあります。

タイルの貼り替えやバスルームのペイントなどであれば、DIYでのリフォームも可能です。ただし、素材や塗料の防水性はしっかりと確認しておきましょう。床や壁、シーリング部分などの防水処理が不適切だと水漏れを起こし、カビや腐食、シロアリなどの二次被害につながります。

少しでも不安を感じる場合は、初めから専門業者に相談しましょう。専門業者に依頼すれば、高度な知識と技術で安心安全な浴室リフォームをしてくれます。

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