浴室防水リフォームのタイミングはいつ?亀裂やひび割れの放置は厳禁!

浴室の水はけが悪くなったときは、防水加工が寿命を迎えている可能性があります。築年数が経過している家や、浴室のひび割れや亀裂が目立つ場合は、早めの防水リフォームが必要です。放置しておくと床下の腐食やカビ・シロアリの被害になどにつながる恐れがあります。

そこで今回は、浴室防水リフォームの種類やリフォームするタイミングの目安、リフォーム時の注意点などについて詳しく解説していきます。業者の選び方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

浴室の防水リフォームの種類

浴室の防水リフォームには、主に次の3種類があります。

・シート防水

複数の防水シートをつなげて床に敷き詰める方法です。タイルの床や壁の防水に適しています。厚みが薄いので目立たず、価格が安いという特徴もあります。

・FRP防水

FRP(繊維強化プラスチック)を浴室の壁や床の下地に入れて、防水性を高めます。FRPは軽量で耐久性が高く、膨脹や圧縮も起きにくいので、浴室の防水によく使われる素材です。

・ウレタン防水

液体状のウレタンを塗って、防水性を高める方法です。液状なので、さまざまな形状の浴室に施工することができます。

浴室の防水リフォームをおこなう目安

浴室の防水リフォームをするタイミングは、次の3つを目安にするといいでしょう。

  • 壁や床に亀裂が入っている
  • 床が剥がれている
  • 小さな穴が目立つ

それぞれ詳しく解説していきます。

・壁や床に亀裂が入っている

浴室の壁や床のタイルに亀裂が入っていたら、すぐにでも補修をおこないましょう。亀裂を放置しておくと範囲が広がり、大規模な修繕が必要になってしまいます。壁などに物を置くスペースが設けられている場合は亀裂に気づきにくいので、定期的に全面的な清掃をして亀裂を確認することが大切です。

・床が剥がれている

床が剥がれると汚れが溜まりやすくなり、劣化が進行してしまいます。床下にまで水が侵入した場合は、水分がカビ・シロアリ・木材腐朽菌などの発生を招くこともあるので注意が必要です。

・小さな穴が目立つ

サビやカビが浸食すると、壁や床に穴が開くこともあります。小さい穴は見逃しやすいですが、放置しておくと家の構造にまで影響を及ぼすので、早めのリフォームを検討してください。

浴室の防水リフォームをしなかった場合のリスク

浴室に発生した亀裂を放置しておくと、漏水によって床下に湿気が溜まりシロアリやカビの被害を招きます。湿気によって床材が腐食した場合は、床板を剥がして大規模な補修工事をしなければいけません

早めに対応すれば補修箇所が最小限で済むため、費用を安く抑えることも可能です。出費を増やさないためにも、亀裂や床の剥がれに気づいた時点で防水リフォームをおこないましょう。

浴室の防水リフォームの工期と費用相場

防水リフォームの種類別費用相場と工期は、下表のとおりです。

防水リフォームの種類 費用相場(㎡あたり) 工期
シート防水 4,000円~7,500円 2日~3日
FRP防水 5,000円~7,000円 2日~3日
ウレタン防水 4,500円~7,000円 1週間前後

浴室の防水リフォーム【業者の選び方のポイントや注意点】

浴室の防水リフォームをする際には、次のような点に注意することが肝心です。

・浴室全体の状態を確認してからプランを考える

まずは、浴室全体の老朽化状況を確認して、重点的に直すポイントを決めていきましょう。重点的に直したい箇所以外は、どの程度まで直すのかを決めておきます。このようにすれば、全体的なリフォームプランや予算を立てやすくなります。

・工事期間中に利用する入浴施設を決めておく

シート防水やFRP防水リフォームの工期は2日~3日、ウレタン防水リフォームの場合は1種間程度かかります。この間は浴室を利用できないので、近隣にある銭湯などを事前に確認しておきましょう。

・見積もり内容をしっかり確認する

正式に契約する前には、見積もりの内容にしっかりと目を通しておきましょう。希望した工事が盛り込まれていない場合や、料金に不明確な点があれば、契約前に問合せをして認識の違いがないようにしてください。

フルリフォームを依頼する場合は、下地から新たな腐食が見つかったときの工事費や、施工後に追加料金が発生するのかどうかもチェックしておきましょう。支払い段階になってからトラブルが起こることも少なくないので、すべての見積もりに納得してから契約するようにしてください。

・理想のプランを提案してくれる業者を選ぶ

理想の防水リフォームを成功させるためには、業者選びも重要になります。リフォーム後のイメージを明確にして提案してくれる業者なら安心して依頼できるでしょう。現実的ではないプランや予算であれば、実態に即したリフォームプランを提案してくれる業者だと、なお安心です。

・過去の実績をチェックする

浴室の防水リフォームには 専門的な知識や技術が求められます。そのため、過去に数多くの浴室防水リフォームを手がけている業者を選ぶことが大変重要になります。依頼をする前には、業者のホームページで過去の実績写真をチェックしておきましょう。施工事例が掲載されていない業者は実績が不明確なので、避けた方が無難です。

・複数の業者から相見積もりを取る

業者を選定する際には、複数の業者から相見積もりを取ることも忘れないようにしましょう。最低でも3社前後から見積もりを取り寄せれば、各業者の特徴や費用相場を把握できます。1社に絞ってしまうと、適正な費用なのかどうかがわからないので注意しましょう。

まとめ

早めに浴室の防水リフォームをしておくと、結果的に補修や工事の費用が安く済みます。リフォームのタイミングで迷っている場合は、下記の3つを目安にしてみましょう。

  • 壁や床に亀裂が入っている
  • 床が剥がれている
  • 小さな穴が目立つ

このような状態を放置しておくと、下地に腐食やシロアリなどの被害が発生する恐れがあります。無料見積もりに対応している業者も多いので、まずは気軽に問合せをしてみてはいかがでしょうか。

ご相談・お問い合わせ窓口

床下、給水管や排水管などお住まいに関する不安がありましたら、お気軽にご相談ください。しつこい営業は一切しませんのでご安心ください。

お電話でのお問い合わせ メールでのお問い合わせ

画像

関連記事一覧