浴室天井のリフォーム方法と注意点とは?費用相場も詳しく解説!

浴室の天井はカビや汚れに気づきにくいため、知らない間に劣化が進行している事例は珍しくありません。天井のカビを放置しておくと、やがては浴室全体にカビが広がってしまうので注意が必要です。根付いたカビの除去は大変なので、カビや結露が発生しにくい天井へのリフォームを検討しましょう。

今回は、浴室天井のリフォーム方法やリフォームの費用相場などを、詳しく紹介していきます。浴室天井リフォームの注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

浴室の天井のカビは放置厳禁!

シャワーや湯船からの湯気が天井に溜まると、水滴になってカビを誘発します。また、冬場などには、浴室内外の温度差で発生する天井の結露がカビの原因になります。天井のカビが胞子を撒き散らすと、浴室全体にカビが広げるので放置は厳禁です。

ただし、こまめに掃除をしてもカビの根が残り、再び繁殖してしまうことがあります。カビの繁殖や再発を防ぐには、日常的に対策しやすい天井材へのリフォームが欠かせません。

浴室の天井のリフォーム方法は?

浴室天井のリフォームは、下記の方法でおこなうのが一般的です。

  • 専用のパネルかフィルムを上張りする
  • 専用のパネルかフィルムに張り替える

どちらの方法も、在来浴室とユニットバスの両方に施工できます。専用のパネルやフィルムは乾きやすく、タイルのように凹凸が無いため汚れも落としやすいので、日々の掃除も簡単です。

浴室の天井のリフォーム費用相場とは

浴室の天井のリフォーム費用は、下記のとおりです。

リフォーム内容費用相場
パネル張り約4万~7万円
フィルム張り約3万5,000~6万円
壁と床もリフォームする場合約10万~30万円

それぞれ詳しく見ていきましょう。

・浴室の天井をパネル張りにリフォームする費用

一般的な広さの浴室天井をパネル張りにする費用は約4万~7万円が相場です。パネルのサイズは決まっているため、必要な枚数によって費用は異なります。

なお、天井がコンクリートの場合は、カビの除去などをおこなってからパネルを張っていきます。

・浴室の天井をフィルム張りにリフォームする費用

浴室の天井をフィルム張りにする費用は、工費とフィルム代込みで約3万5千~6万円が相場です。フィルムにはフラット面に張るタイプと、タイルなどの凹凸面に張るタイプがあります。

フラット面用のフィルムは、約5,000〜8,000円/㎡が価格の相場です。一般的なユニットバスの天井は約1.9㎡なので、「フィルム代約1万円+工費約3万円=リフォーム費用約4万円」となります。

タイルなどの凹凸面に張るフィルムの価格相場は、約1万円/㎡です。タイルに施工する場合は下地処理が必要になるため、工費は少し割高になります。2㎡の天井に施工した場合は、「フィルム代約2万円+工費約4万円=リフォーム費用約6万円」が目安です。

・浴室の天井と壁・床をリフォームする場合の費用

浴室の天井と併せて壁と床もリフォームする場合の費用相場は、下記となります。

  • ユニットバスフィルム張り:約13万円
  • 在来工法フィルム張り:約23万円
  • 在来工法パネル張り:約26万円

壁や床の劣化状況や、使用する天井材のグレードによっても費用は異なるので、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討するといいでしょう。

浴室の天井のDIYリフォームは可能?

市販の専用シートでも十分に耐水性が高く、剥がれにくい特性があるため、DIYでの浴室天井リフォームも可能です。シートの種類も多彩なので、デザインにこだわることもできます。業者が使うパネルよりも価格が安く、工費もかからないのもDIYのメリットです。

ただし、市販のシートを張っても浴室天井の劣化防止には役立ちません。そのため、将来的には大規模な改修が必要になることもあります。

在来工法の場合は、シートを張る前に下地処理をしなければいけません。場合によっては、タイルを解体して塗装をしたうえでシートを張ることになります。キレイに仕上げるための技術も必要です。

このように、ご自分での浴室天井をリフォームには、多くの手間がかかります。施工不良があれば、すべてのシートを剥がしたうえで再施工することになるため、余計な出費も発生します

カビ対策だけではなく、リフォーム後の見た目や費用対効果も重視するなら、最初から専門業者に依頼した方がいいでしょう。

浴室の天井リフォームの注意点とは

浴室リフォームの前、リフォーム後に注意したいポイントをご紹介します。

浴室天井のリフォーム前に断熱材の有無を確認する

天井裏に断熱材が入っていない浴室は、結露が原因でカビが繁殖してしまいます。このような場合は天井材をリフォームしても効果が得られないので、リフォーム前には必ず断熱材の有無を確認してください。

確認できないときは、断熱性を調査したうえで、リフォームの内容や工費を見積もりしてくれる業者に依頼しましょう。なお、天井の断熱リフォーム費用は、1㎡あたり約4~8千円が相場になります。

浴室リフォーム後のメンテナンスも重要

浴室の天井をリフォームしても、カビや結露を完全に防げるわけではありません。定期的なメンテナンスと日々の掃除は必須です。

しかし、リフォームをすればお手入れが簡単になり、メンテナンスの頻度も下がるため、費用対効果の高さは日々実感できます。

カビと結露対策を万全にしたい場合は、浴室天井のリフォームと同時に浴室暖房や浴室乾燥機の設置を検討してみてください。設置費用は機器にもよりますが、10~40万円前後が相場になります。

まとめ

浴室天井のカビや結露を放置しておくと、浴室全体にカビの被害が広がります。被害を防ぐためにも。早めのリフォームを検討しましょう。

浴室天井のリフォーム費用は、パネル張りで約4万~7万円、フィルム張りの場合は約3万5,000~6万円です。壁と床もリフォームする場合のリフォーム費用は、約10万~30万円になります。

DIYでも浴室天井のリフォームはできますが、施工が難しく、失敗した場合のリスクも大きいので、初めから専門業者に依頼した方が無難です。

カビや結露に強い天井材にリフォームすれば、日々のお手入れも簡単になります。この機会に、浴室天井のリフォームを依頼してみてはいかがでしょうか。

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