シロアリを殺虫剤で駆除するのは逆効果?正しい駆除法を紹介!

家屋に重大な被害をもたらすシロアリは「見つけたらすぐ駆除」が鉄則です。

まず思いつくのが、ホームセンターなどに売っている殺虫剤を使って自分で駆除する方法ですが、結論を言うと素人による完全なシロアリ駆除は不可能です。むしろ、殺虫剤の使い方によってはシロアリ被害をより深刻にしてしまう危険性があるので注意が必要です。

この記事では、シロアリ駆除に市販の殺虫剤を使用する際の注意点や、完全にシロアリを駆除する方法を紹介していきます。

シロアリへの殺虫剤の使用が逆効果になる理由

シロアリの駆除に市販の殺虫剤の使用がおすすめできない理由をご説明します。

・シロアリの完全駆除ができないから

基本的に、シロアリは数千〜数万匹単位で生活するコロニーと呼ばれる巣を作ります。つまり、表面に現れた数匹〜数十匹のシロアリを殺虫剤で駆除したところで、それは氷山の一角にすぎないということです。
すでに家屋がシロアリ被害を受けてしまっている場合、一刻も早く巣ごとシロアリを駆除しないと建物の食害が進んで、家の基礎や柱などが大きなダメージを受けてしまいます。

・シロアリが散ってしまい深部に入り込むことも

殺虫剤がかかったシロアリは駆除できますが、生き残ったシロアリは家のあちこちに飛散して逃げてしまいます。シロアリは警戒心が強いので、生き残ったシロアリが柱や壁の深部にまで入り込んでしまい、より駆除が難しくなります。

シロアリを発見したときの“緊急の対処法”は?

シロアリの繁殖期である5月〜7月はシロアリの羽アリが家の敷地内に飛来して侵入してくることがあります。もし、シロアリを発見したら緊急の対処法として下記の2つの方法が効果的です。

1. 掃除機でシロアリを吸う
意外かもしれませんが、数匹〜数十匹ほどのシロアリでしたら掃除機で吸ってしまうのがいいでしょう。生きたまま掃除機で吸い取ると、掃除機の中で活動するのではないかと不安に感じるかもしれませんが、ほとんどの羽アリは掃除機で吸い取る際の圧力で死んでしまいますので問題ありません。数匹程度でしたら粘着テープでも代用できます。

2. ビニール袋をかぶせる
発生場所を覆うようにビニール袋をかぶせてテープで固定してください。ビニール袋の中に羽アリが溜まったら、ビニール袋の口を縛って捨ててしまいましょう。

シロアリの駆除に効果的な方法

シロアリ駆除の有効的な手段として「薬剤散布法(バリア工法)」と「ベイト工法」の二種類があります。

・薬剤散布法(バリア工法)

薬剤散布法は、土壌や家屋の木部に防蟻剤という薬剤を撒く方法です。すでにシロアリ被害を受けている場合の駆除や、シロアリ被害を未然に防ぐための予防対策の双方で活用されます。
薬剤の散布によって健康上に問題がでるのではないかと不安に思われるかもしれませんが、現在は毒性のある薬剤の使用は禁止され、安全性の高い薬剤がシロアリ駆除に使われているので安心です。
この方法は、家屋の床下にもぐって柱などの木部に薬剤を塗布する必要がありますので、ご家庭で気軽に行える方法とは言えません。

<土壌処理>
土壌処理は、シロアリが発生しやすい床下などの土壌に薬剤を撒く方法です。シロアリは土の中に蟻道(ぎどう)という通路を作って住宅」の床下部分に侵入してきますので、シロアリが通過する道筋にあらかじめ薬剤を撒いておくことで駆除するのがこの方法です。

<木部処理>
シロアリの主食である木材に、直接薬剤を塗布しておくのが木部処理です。万が一、シロアリが住宅に侵入してしまった場合にも、餌である柱や土台などに薬剤を吹き付けておくことで、確実にシロアリを駆除することができます。市販の薬剤もありますが、多くはプロに依頼する形になります。

・ベイト工法

ベイト工法とは、ベイト剤(毒エサ)をシロアリの通路である蟻道付近の地中に埋め込む方法です。シロアリがベイト剤を巣に持ち帰ることにより、巣ごとシロアリを壊滅させることができます。
また、ベイト剤は「脱皮阻害剤」という昆虫のみに効く薬剤を使用しているため、ペットや小さなお子さんがいるご家庭でも安全に利用できるというメリットがあります。
一方で、ベイト剤は設置してから効果が出るまで数ヶ月ほど時間がかかるので即効性が期待できないというデメリットがあります。したがって、あくまでもシロアリの予防策として取り入れることをおすすめします。

シロアリ被害の疑いがあれば一刻も早くプロに依頼しよう

もし、家の敷地内でシロアリを見かけたら一刻も早く駆除したいですよね。しかし、場当たり的に市販の駆除剤を使用するだけでは余計に被害を広げてしまう恐れがあります。

対処が遅れることで、あなたの大切な家全体が被害に遭ってしまうだけではなく、近隣の住宅にも被害が及ぶこともあります。被害を最小限に抑えるためにも、シロアリを見つけたらすぐに専門の駆除業者に連絡するようにしましょう。

気になるシロアリ駆除の相場は、1坪あたり3,000円〜5,000円ほど。もちろん、被害の状況や時期によって費用は上下しますので詳しくは業者に見積もりを依頼しましょう。

・シロアリ予防には定期的な点検がおすすめ

シロアリ被害に遭わないためにも、定期的に業者へ調査依頼をするのがおすすめです。点検のみでしたら無料で実施している業者も少なくありません。
点検の頻度は1年に1回ほど(防蟻処理した場合は5年に1回)行えば、まず安心でしょう。シロアリ被害は深刻ですから、大切な住居を守るためにも定期的な点検は欠かさないようにしましょう。

まとめ

今回は、市販の薬剤でシロアリ駆除をおすすめできない理由と正しいシロアリ駆除の方法についてご紹介しました。

大切な家にシロアリが出たらパニックになってしまうかもしれませんが、焦らずに適切な対処をすれば被害の拡大を抑えることができます。

もし、あなたの家がシロアリ被害に遭っている可能性があれば、無理に自分で対処しようとはせずに一刻も早く専門業者に相談するようにしましょう。

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