台所の床がへこむ原因と解決策を徹底解説!修理費用の相場も紹介

「台所の床がぶよぶよしている」

「波打っているように見える」

このような症状は、台所のような水回りで起こりやすい症状です。放っておくと、床がへこんだり抜けたりしてしまいます。最終的には家全体の劣化に発展する恐れもあるので注意が必要です。

そこで今回は、台所の床がへこむ主な原因と、効果的な対策方法などについて詳しく解説していきます。修理費用の相場も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

台所の床がへこむ原因4つ

台所の床がへこむ主な原因は、次の4つです。

  • 床材の劣化
  • 湿気による腐食
  • 接着剤の劣化
  • シロアリの被害

それぞれ詳しく見ていきましょう。

床材の劣化

台所の床材は、時間の経過とともに圧力や摩耗などが原因で変形します。台所は食べ物や水分のこぼれが多いため、特に劣化が進みやすい場所です。

定期的なメンテナンスと清掃を行えば床材の寿命を延ばせますが、それでも限界はあります。フローリングの寿命は10~20年とされているため、劣化した場合は「寿命」と割り切って張り替えたほうが効率的です。

湿気による腐食

蓄積した湿気による腐食も、台所の床がへこむ原因のひとつです。湿気が床の下にまで広がると「根太」や「大引」、「床束」「束石」といった下地が腐食して、家全体の耐久性が低下してしまいます。

下地の劣化は家全体の耐久性に悪い影響を与えるので放置は厳禁です。

接着剤の劣化

温度が変化しやすい台所の床は拡張と収縮を繰り返しやすくなります。これが継続すると接着剤が剥がれやすくなるのです。

接着剤が剥がれると床が浮いてぶよぶよしてしまいます。そのまま放置しておけば床がへこみ、安定性が損なわれてしまうでしょう。

シロアリの被害

木材を攻撃するシロアリ被害も床がへこむ原因になります。特に台所のような高湿度の床材はシロアリによる食害を受けやすいので注意が必要です。

被害の拡大を防ぐためにも、定期的な床下点検を行いましょう。被害を発見した場合は専門家に相談して早めに駆除することが大切です。

台所の床のへこみを補修する方法

まずは、台所の床のへこみの原因を特定しましょう。

床のへこみは床材の劣化や湿気、シロアリ被害などさまざまな要因によるため、正しい原因の特定は適切な補修方法を見つけるための第一歩となります。

原因が特定できたら、補修方法を検討していきましょう。

床材が劣化・腐食した場合の補修方法

床材の下地に湿気が広がって腐食している場合は、腐った下地を撤去して新しい木材に交換します。床束と束石に隙間が原因のときは、床を剥がして床束と床石を交換します。

床材の接着剤が剥がれた場合の補修方法

接着剤の剥がれで台所の床がへこむときは、新しい床材への交換や上貼りで対応します。上貼りの場合は床の高さが変わるため、ドアの開閉に問題がないかどうか、元のデザインと違いがないかどうかなどを確認しておきましょう。

シロアリ被害で台所の床がへこむ場合の補修方法

シロアリの被害が原因の場合は、床材の補修と合わせてシロアリ駆除を行ないます。床下以外に食害が広がっているケースも多いため、被害箇所を特定したうえで駆除を行なうことが大切です。

台所の床のへこみはDIYでも修理できる?

へこみが軽微である場合や、床材の表面的な損傷の場合はDIYでも十分でしょう。

ただし、下地の交換は専門業者でなければ不可能です。狭い床下の作業には危険を伴う可能性もあります。少しでも不安がある場合や、複雑な修理が必要なとときは、プロへの依頼が最善の選択となるでしょう。

シロアリの完全駆除もDIYでは困難です。市販の薬剤で完全に駆除するのは難しいため、あくまでも「応急処置」と考えて、専門業者に依頼したほうがいいでしょう。

台所の床のへこみの補修費用は?

台所の床の補修・張り替え費用は4万円~6万円前後が相場です。ただし、補修範囲や被害の規模によって費用は異なります。

下地の交換には大規模な補修工事が必要です。シロアリ被害が原因の場合は、シロアリの駆除費用も発生します。

修繕費用を抑えるためにも、台所の床に異常を感じたら、できるだけ早めに業者へ連絡してください。

まとめ

台所の床がへこむと、見た目だけでなく日常の使いやすさにも悪い影響が及びます。へこみの原因を特定し、効果的な対策を行なって被害の拡大を防ぎましょう。床材の劣化を防ぐには、定期的なメンテナンスと適切な予防策が何よりも重要です。

軽度な損傷であればDIYによるアプローチも可能ですが、ご自分での修理が難しい場合や安全面での懸念があるケースも多いため、初めから専門業者に修理を依頼したほうが安心です。

台所のへこみ修理を依頼した場合の費用相場は4万円~6万円前後になります。費用は被害の状況や原因によっても異なるので、まずは無料点検を依頼して原因を特定するのがおすすめです。

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