シロアリの寿命はどのくらい?寿命が長い理由や正しい駆除方法を解説」

住宅に被害を与えるシロアリの寿命は5年前後、女王アリの寿命は20年に及ぶこともあります。シロアリを放置しておくと、年単位で被害が拡大するので注意が必要です。

シロアリが長く住みついている家は耐久性が低下してしまい、地震などの自然災害で倒壊することもあります。大切な家を長持ちさせるためにも、シロアリ被害の兆候を捉えて早めの駆除を行ないましょう。

そこで今回は、シロアリの寿命やシロアリの種類、シロアリ被害の兆候などについて詳しく解説します。シロアリの駆除方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

シロアリの寿命はどれくらい?

シロアリは、「働きアリ(職蟻)」や「兵隊アリ(兵蟻)」、「王アリ」、「女王アリ」といった階級に分かれています。階級によって役割が異なりますが、役割だけではなく寿命にも違いがあります。

シロアリの中で数が多い働きアリや兵隊アリの寿命は5年前後です。最初に巣を創った王アリの寿命は数十年、女王アリの寿命も10年~20年になります。

女王アリは王アリに比べると寿命は長くありませんが、副女王という分身を無数に生み出して、自身が死んだ後の役割を副女王に引き継ぎます。そのため、女王アリの実質的な寿命も数十年と考えた方がいいでしょう。

なお、一般的な昆虫の平均寿命は2ヶ月ほどなので、働きアリや兵隊アリの寿命も比較的長いことがわかります。

シロアリの寿命が長い理由

人間の老化やがんの原因になるのは、「活性酸素」という化合物です。活性酸素は昆虫や動物にとっても老化の原因となるため、活性酸素の無害化は寿命の長さに関係します。

人間はビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質によって活性酸素を無害化していますが、シロアリは体内に豊富な抗酸化物質を備えて長寿化につなげています。空気に直接触れることを可能な限り避け、暗い場所で暮らしているのも寿命が長い理由のひとつでしょう。

被害の多いシロアリの種類

日本にはさまざまな種類のシロアリが生息していますが、その中でも住宅に被害を与えるのは「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」の3種類です。

それぞれの生息地域や分布は下表となります。

ヤマトシロアリ イエシロアリアメリカカンザイシロアリ
分布北海道北部を除く日本全域千葉県以西の温暖な沿岸部宮城県から沖縄まで24都道府県
巣は作らない塊状の大きな巣をつくる巣は作らない
巣の中の個体数2~3万匹50~100万匹数百~数千匹

3種類の中でも被害が大きくなりやすいのは、ヤマトシロアリとイエシロアリです。国内のシロアリ被害は、ほとんどがこの2種類によるものと考えていいでしょう。

シロアリ被害の兆候

シロアリ被害に遭っている家には、様々な兆候が現れます。もし、あなたの家に次のような症状が出ていたら一刻も早い対処が必要になります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

・蟻道がある

外気や光を嫌うシロアリは「蟻道(ぎどう)」と呼ばれるトンネルを作って、その中を移動します。地表を移動することはありません。床下の木材や基礎コンクリートに土のトンネルを見つけたら、蟻道と考えて間違いないでしょう。蟻道がある家は高い確率で被害が屋内に及んでいます。

シロアリは床下がコンクリートでも蟻道を作って侵入してくるため、コンクリートの「ベタ基礎」を採用している家でも、シロアリ対策は欠かせません。

・床を歩くと軋む

床を歩くと軋んだり、フワフワした感覚になったりする家は、床下を食害されている可能性があります。放置していると柱や天井裏に被害が拡大して、家の耐久性が大幅に低下してしまいます。ドアや雨戸の動きが急に悪くなったときも、シロアリの被害を疑った方がいいでしょう。

・家の中がカビ臭い

シロアリは湿気が多くて薄暗い場所を好みます。そのため、湿度が高い家はカビだけではなく、シロアリ被害にも遭いやすくなるのです。このような家は通気性や日当たりも悪いので、シロアリが集まりやすい環境が整っています。

・屋内に羽アリがいる

建物に被害を与えないクロアリの羽アリは、屋外で発生します。家の中に姿を現すのは、シロアリの羽アリだけです。そのため、家の中で羽アリを見た場合は、すでに被害が広がっていると考えた方がいいでしょう。

屋内の巣で大量のシロアリが生息し、巣に入れなくなったシロアリが姿を見せていることも多いので、早めの駆除を検討しましょう。

シロアリの駆除方法は2種類

わずかな隙間に入り込んで被害を拡大させるシロアリを、素人が完全に駆除するのは困難です。市販の殺虫スプレーなどを使えば一時的な対処はできますが、目に見えない場所では食害が進んでいます。手遅れになる前に、専門業者へ駆除を依頼しましょう。

専門業者は、次のような方法でシロアリを駆除します。

1.バリア工法

薬剤や消毒液を直接散布します。即効性が高い方法なので、シロアリ被害に遭っている家の処置に有効です。費用相場は1㎡あたり1,000~2,000円ほどとなります。薬剤の効果は法律で「最長5年間」と定められているため、定期的な施工が必要です。

2.ベイト工法

毒のエサを入れた専用容器を家の周囲に埋めて、巣ごと駆除する方法です。効果が現れるまでに時間を要しますが、人体や環境に配慮しながらシロアリを駆除できます。費用相場は外周1mあたり6,500円です。

まとめ

シロアリの中でも数が多い働きアリや兵隊アリの寿命は5年前後、女王アリの寿命は10年~20年と長めです。放置しておくと長年にわたって食害が進み、家の耐久性が大幅に低下してしまいます。シロアリ被害の兆候が見られる場合は、すぐにでも専門業者に点検・駆除を依頼してください。

素人がDIYでシロアリを駆除するのは困難ですが、専門業者であれば、バリア工法やベイト工法といった方法で徹底的にシロアリを駆除してくれます。無料点検を実施している業者も多いので、まずは気軽に相談してみましょう。

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