浴室の床リフォームが必要な理由とは?床材の種類や費用相場も紹介!

快適で安全なバスタイムを実現するためには、浴室床のリフォームは欠かせません。浴室内で起こる事故は床が原因で発生することも多いので、早めのリフォームで事故の発生を防ぎましょう。

本記事では、主に下記について詳しく解説します。

・浴室の床をリフォームすべき理由
・浴室の床材の種類
・リフォームの費用相場

リフォームの費用を抑える方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

浴室の床は危険が多い!リフォームで床材を選ぶポイントは

浴室の床が原因で発生する転倒やヒートショックなどの家庭内事故は後を絶ちません。思わぬトラブルを防ぐためにも、滑りにくい床材やクッション性のある床材などにリフォームを検討しましょう。冷たくなりにくい保温性の高い床材を選ぶのもポイントです。また、お手入れしやすい床材に変えれば、日々のメンテナンスも手間がかからなくなります。

浴室は年間を通じてほぼ毎日利用する場所です。自分の家なら、この先何十年も使うことになります。そのため、コストと手間をかけてでも、安全で快適に入浴できる床へ変えることが大切です。意外にも、浴室の床だけのリフォームなら費用も高額にはなりません。

【浴室の床材を選ぶポイントまとめ】

  • 滑りにくい床材
  • クッション性のある柔らかい床材
  • 冷たくなりにくい保温性のある床材
  • 汚れやカビがつきにくいお手入れしやすい床材

浴室の床材の種類

浴室の床材には、主に次の4種類があります。浴室床のリフォームをする前に、各床材の特徴を確認しておきましょう。

1.シート床材

シート床材は、リフォーム専用のビニール床材です。床の上から貼り付けるだけなので、簡単にリフォームすることができます。在来工法・ユニットバスを問わず施工できるのもシート床材の特徴です。他の床材に比べて安価でありながら、クッション性や保温性に優れているタイプも販売されています。多彩なデザインから選べるのも魅力です。

2.タイル床材

在来工法の浴室で多く使われている床材です。素材としては古いので悪いイメージもありますが、防水性や耐久性に優れているというメリットがあります。近年では、保温性が高いタイプや、汚れに強いタイプも発売されています。タイルの隙間に繁殖するカビが心配という方は、サイズが大きめのタイルを選んで隙間を少なくするといいでしょう。なお、タイル床材にリフォームできるのは、基本的に在来工法の浴室だけなので注意が必要です。

3.樹脂床材

ユニットバスに採用されていることが多い床材です。耐水性や水はけに優れているという特徴があります。ほとんどの製品に滑り止め加工が施されているので掃除は簡単ですが、汚れが床材に残りやすいというデメリットもあります。

4.木製床材

和風の浴室にリフォームしたいという方には、木製の床材がおすすめです。コストはかかりますが、木の香りに包まれてリラックスできるだけではなく、滑りにくいというメリットもあります。近年では、防水加工や防カビ加工が施されている木製床材もあるので、気になる方はチェックしてみてください。

浴室の床をリフォームする費用相場は?費用を抑える方法も紹介

先述した4つの床材別費用相場を比較してみましょう。なお、下記の費用相場は、一般的な浴室(0.75坪)をリフォームした場合の相場です。

床材特徴費用相場
シート床材床の上から貼り付けるだけでの簡単素材。種類豊富でデザインも多彩5万円~10万円
タイル素材在来工法の浴室で多く使われている。防水性や耐久性が高い10万円~
樹脂素材ユニットバスに採用されていることが多い。ほとんどの製品に滑り止め加工も施されている5万円~
木製素材滑りにくさが特徴。防水加工や防カビ加工が施されているタイプもある15万円~

家族に要支援者、または、要介護者がいて、怪我や事故を防ぐためのリフォームを行う場合には、国から最大20万円の介護保険が支給されます。独自の補助金や助成金制度を設けている自治体もあるので、リフォームをする前に役所で確認してみましょう。

浴室の床のリフォームは業者に依頼しよう【DIYは注意】

シート床材を貼り付ける程度なら、ご自分でのリフォームも可能です。多少技術があれば、他の床材でもリフォームできるでしょう。ただし、失敗した場合は大幅な再工事が必要になるため、最終的には多額の費用がかかる可能性があります。

床のリフォームだけであれば、専門業者に依頼しても5万円から10万円前後の費用で済むので、初めから業者に依頼する方が手間もかからず安く済むケースも少なくありません。床材をきれいに貼るのは難しいですが、プロに依頼すれば仕上がりも綺麗になります。

まとめ

浴室の床は、転倒やヒートショックなどの事故原因になることがあります。思わぬトラブルを防ぐためにも、浴室床のリフォームを検討してみてください。

浴室の床材には主に4種類があります。それぞれの特徴と、一般的な浴室サイズ(0.75坪)をリフォームした場合の費用相場は下記のとおりです。

1.シート床材:床の上から貼り付けるだけでの簡単素材。5万円~15万円
2.タイル素材:防水性や耐久性が高い。10万円~
3.樹脂素材:主にユニットバスに使われている。5万円~
4.木製素材:防水加工や防カビ加工が施されているタイプもある。15万円~

DIYでも浴室床のリフォームはできますが、失敗した場合は再工事が必要になるため、余計な費用がかかります。綺麗に仕上げるためにも、床のリフォームは専門業者に依頼してください。床だけなら5万円~15万円前後でリフォームできるため、まずは気軽にリフォームの相談をしてみましょう。

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