浴室タイルの補修は早めが肝心!補修方法と費用相場も解説

浴室のタイルにひび割れを発見したら、早めの補修が必要です。ひび割れや劣化を放置しておくと、水漏れや床下腐食などの被害が拡大して、リフォーム費用が高額になることがあります。

そこで本記事では、主に下記について詳しく解説していきます。

  • 浴室のタイルの破損や劣化を見つける方法
  • 浴室のタイルの補修方法と費用相場
  • 浴室のタイルの選び方

浴室タイルのひび割れや劣化が気になっているという方は、ぜひ参考にしてください。

浴室のタイルのひび割れは放置厳禁!すぐに補修すべき理由

浴室のタイルには、時間の経過とともに目地の剥がれ、欠けなどの劣化が生じます。なかでも、ひび割れ(亀裂)は水漏れの原因になるので放置は厳禁です。

ひび割れからの水漏れを放置しておくと、壁や床に水が浸透して二次被害が起こります。床下に水漏れすると床下が湿潤状態になり、床下の腐食、カビや菌の発生、シロアリの被害などにつながります。こうなると大規模な補修工事が必要になるケースもあるので注意が必要です。

したがって、浴室タイルの補修や張り替えは早めに対処すると費用が安く済むので、トラブルを発見したらすぐにでも専門業者に相談しましょう。

浴室のタイルの破損や劣化を見つける方法

浴室タイルの補修を少しでも早くおこなうために、破損や劣化のチェック方法を覚えておきましょう。

1.細かい亀裂に注意する

浴室タイルに細かい亀裂が入っていたら注意が必要です。目を凝らさないと気付かないほど細かい亀裂もあるので、しっかりチェックしておきましょう。
たとえ細かい亀裂でも、放置しておくと大きなひびになって水漏れなどの被害に拡大する恐れがありますので、小さなヒビだと侮ってはいけません。床下にまで水が浸透すれば、床下の腐食やカビ被害など二次被害は免れません。

2.浴室内を暗くしてチェックする

浴室内を少し暗くしてから、懐中電灯などで照らしてみましょう。明るい状態で見えなくても、光を当てると発見できる細かい亀裂やひび割れがあります。

3.接続部分を確認する

天井や床面とタイルの接続部分は特にひびが入りやすい場所なので、入念にチェックしましょう。髪の毛ほどの小さな亀裂でも、油断せずに補修を検討した方がいいでしょう。

4.浴室タイル表面を軽く叩く

浴室タイルの表面を叩いて、タイルの浮きをチェックしましょう。浮いている場合は叩いたときに鈍い音がするので、すぐにわかります。

5.浴室タイルの目地をチェックする

浴室の劣化で注意したいのはタイルだけではなく、タイルを貼り合わせるための目地部分も重要です。目地が欠けていると水漏れの原因になるので、損傷していたらすぐにでも補修した方がいいでしょう。

浴室のタイルの補修方法と費用相場

浴室タイルの補修方法は、主に3つのケースで異なります

  1. 簡単な補修で済むケース
  2. タイルの張り替えが必要なケース
  3. バスルーム全体のリフォームが必要なケース

それぞれの補修方法と費用相場を見ていきましょう。

1.簡単な補修で済むケース

目地の汚れや劣化だけなら、市販の目地補修材で対処することができます。壁や床のタイルと浴槽の間に隙間がある場合は、コーキング剤を使って補修しましょう。目地補修材は600円前後、コーキング剤は300円程度です。

2.タイルの張り替えが必要なケース

浮いているタイルが目立つ場合は、そのまま放置しておくとタイルが剥がれる可能性が高いため、タイルの張り替えを検討した方がいいでしょう。浴室タイルを張り替える場合は、補修するタイルだけではなく、周囲のタイルと目地も剥がしてからタイルを張り直すため、必ず専門の業者に依頼してください。

一般的な住宅の浴室(0.75坪)タイルを張り替える場合の費用相場は、床のタイルが5万円前後、壁のタイルは10万円前後です。

3.バスルーム全体のリフォームが必要なケース

浴室タイルの下地までひび割れが起きているときには、壁や床の内部に水が浸入する恐れがあるため、バスルーム全体のリフォームが必要です。放置期間が長かった場合には、下地が劣化していることもあるので工事が大規模になることがあります。

リフォームの内容や下地の劣化状況によって費用は異なりますが、50万円~100万円が相場の目安になるでしょう。

浴室のタイルの選び方は?

浴室の「壁タイル」と「床タイル」を選ぶポイントをご紹介します。色の選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
なお、タイルには「適正表示」があるので、浴室に適しているタイルかどうかを必ず事前に確認しておきましょう。

・浴室壁タイルの選び方

浴室の壁タイルには、水垢やカビなどの汚れが付着しにくい素材が適しています。釉薬(ゆうやく)を使って表面をツルッとさせているタイプや、目地を少なくできる大判のタイルはメンテナンスしやすいので、特におすすめです。寒冷地の場合は、耐凍害仕様のタイルを選ぶと凍結対策になります。

・浴室床タイルの選び方

浴室の床タイルは、足が冷えにくく、すべりにくい材質のものを選びましょう。ただし、表面がザラっとしている素材は歩いたときに足が痛くなるので、避けた方が無難です。高齢の方がいる場合は、ヒートショック対策として冷えにくい保温性の高いタイル材を選ぶことをおすすめします。

・浴室タイルの色の選び方

壁と床の色は同系色で合わせると、統一感のある落ち着いた浴室になります。異なる色を使いたい場合は、壁タイルよりも床タイルを暗い色合いにすると、全体的なまとまりが出やすくなります。

まとめ

浴室タイルのひび割れを放置しておくと、水漏れによる床下の腐食やシロアリ被害につながるので早めの補修が必要です。

浴室のタイルの破損や劣化は、下記の方法で見つけることができます。

  1. 細かい亀裂をチェックする
  2. 浴室内を暗くしてチェックする
  3. 接続部分を確認する
  4. 浴室タイル表面を軽く叩く
  5. 浴室タイルの目地をチェックする

たとえ小さなひび割れでも、放置しておくと次第に大きなひび割れになって被害が広がるため、発見した時点で補修を検討しましょう。

浴室タイルを張り替える場合の補修費用は、床のタイルで5万円、壁のタイルは10万円前後が相場です。浴室タイルの劣化やひび割れが気になるという方は、この機会に専門業者に補修を依頼してみてはいかがでしょうか。

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