浴室ドア下からの水漏れは放置厳禁!原因と対処法を詳しく解説
「浴室のドア下から水が漏れている」
「浴室のドア下からの水漏れはDIYで直せる?」
このような悩みがある人も多いのではないでしょうか。浴室ドア下からの水漏れは、さまざまな原因で起こります。そのため、原因を把握したうえで適切な対応・修理をしなければいけません。
そこで今回は、浴室ドア下から水漏れする原因や、原因別の対処法などについて詳しく解説します。
浴室のドア下からの水漏する原因4つ
浴室のドア下から水漏れする主な原因としては、下記の4つが考えられます。
1.浴室ドア通気口からの水漏れ
浴室ドアの下部に通気口があるタイプは、シャワーなどの使用中に水が漏れることがあります。
2.浴室ドアパッキンの劣化
浴室のドアは枠やガラスがゴムパッキンで固定されていますが、ゴムは経年劣化によって縮む性質があるため、パッキンが劣化すると水漏れが起きてしまいます。劣化を放置しておくとガラスが外れて事故につながる恐れもあるので注意が必要です。
3.床や壁のタイルが劣化
浴室の壁や床の目地には、密度の高いシリコンが使われているケースがほとんどです。このシリコンの経年劣化によってひび割れが発生すると、水漏れの原因になることがあります。
4.ドアパーツの不具合
浴室ドアのパーツや金具の緩みで水漏れしているケースです。パーツや金具が緩んでいると、シャワーやお湯がドアにかかったときに水漏れしてしまいます。
浴室のドア下からの水漏れを修理する方法
浴室のドア下から水漏れしたときの修理方法を、原因別に見ていきましょう。
・浴室ドア通気口からの水漏れの場合
ドア通気口からの水漏れは不具合ではないので、浴室の使用方法に注意すれば改善します。通気口のルーバーを手動で開閉できるタイプは、浴室を使用する際に通気口を閉じましょう。
開閉できない通気口が付いているタイプは、浴室の使用中に水やお湯がかからないように注意してください。
・浴室ドアパッキンの劣化の場合
パッキンが劣化している場合は、業者に依頼してパッキンを交換しましょう。交換費用の相場は8千円~1万円です。
・床や壁のタイルが劣化している場合
タイルの一部に欠けやひび割れがある場合は、2~3万円が補修費用の相場です。浴室のタイル張り替えは、6~10万円が費用相場になります。なお、費用相場は浴室の広さやタイルの種類によっても変わります。
・ドアパーツの不具合の場合
ネジの緩みやパーツのズレはご自分でも直せますが、対処できない場合は専門業者に依頼しましょう。ドアごと交換する場合の費用相場は3~15万円になります。
浴室のドア下からの水漏れによる二次被害
浴室ドア下からの水漏れを放置しておくと、床下にまで水漏れ被害が及ぶこともあるので注意が必要です。床下の水漏れは湿度の上昇を招き、シロアリやカビの温床になりやすいため、浴室の敷居や脱衣所の床も、湿気によるカビや木材腐朽菌、シロアリなどの被害に遭います。
なかでもシロアリは徹底的に駆除するのが難しいため、被害に遭った場合は専門業者に駆除を依頼しなければいけません。被害の範囲によっては高額な駆除費用が発生します。
不要な出費やトラブルを防ぐためにも、浴室ドア下からの水漏れに気づいたら、できるだけ早く修理するようにしましょう。
浴室のドア下からの水漏れはDIYできる?
浴室のドア下からの水漏れはDIYでも対応可能です。ただし、補修に失敗すると、気がつかない間に被害が拡大する恐れがあるので避けた方がいいでしょう。
市販されている補修材を使えば目地の劣化にも対応できますが、確実に施工するのはなかなか難しいものです。しかし、業者に依頼すれば、専門的な技術で水漏れを徹底的に防いでくれます。タイルの交換は難易度が高いので、初めから専門業者に依頼した方がいいでしょう。
先にも述べましたが、浴室ドア下からの水漏れを放置しておくとシロアリやカビなどの被害に発展します。二次被害を防ぐためにも、浴室ドア下からの水漏れはDIYではなく、専門業者に修理を依頼しましょう。
まとめ
浴室ドア下からの水漏れの主な原因は次のとおりです。
・浴室ドア通気口からの水漏れ
・浴室ドアパッキンの劣化
・床や壁のタイルが劣化
・ドアパーツの不具合
など
通気口からの水漏れは浴室の使い方に気をつけるだけで改善できますが、パッキンやタイルの劣化は早急な修理が必要です。
浴室ドア下の水漏れを放置していると、床下にまで被害が広がってしまいます。場合によってはシロアリやカビの発生につながるので放置は厳禁です。
浴室ドア下からの水漏れはDIYでも対応できますが、補修の難易度は高いので失敗する可能性もあります。不要なトラブルを避けるためにも、初めから専門業者に依頼してスムーズな解決を目指しましょう。