腐食した柱の補修方法は?費用や防止方法も徹底解説!

腐食した柱の補修は早めに行わなければいけません。そのまま放置しておくと、震災などで家が倒壊する可能性があります。家の寿命を長持ちさせるためにも、柱が腐食する原因と対策方法をチェックしておきましょう。

そこで今回は、下記について詳しくご紹介します。

・柱が腐食する原因
・腐食した柱を放置するどうなる?
・腐食した柱の補修方法と費用相場
・柱を腐食させないための予防と対策

柱の腐食や家の強度が気になっているという方も、ぜひ参考にしてください。

柱が腐食する原因とは

柱が腐食してしまう主な原因を4つご紹介します。

1.木材腐朽菌

柱が腐食する最大の原因は「木材腐朽菌」と呼ばれる菌です。家の柱に木材腐朽菌が生息していると、木材の養分が吸収されて亀裂や穴が生じてしまいます。

なお、木材腐朽菌は下記4つの条件が揃うと発生します。

  • 水分
  • 温度
  • 栄養
  • 空気

気温が30度前後で湿気が多い場所では、とくに増殖しやすくなります。

2.カビ

カビも柱を腐食させる原因のひとつです。床下などの湿度が高くなると、カビが発生して木材に付着してしまいます。カビ自体が木材に亀裂や穴を生じさせることはありませんが、カビが繁殖している柱は水分量が高まるため、木材腐朽菌が発生しやすくなるのです。

3.シロアリ

シロアリも柱の大敵です。シロアリは木材をエサにしているため、柱の中まで食い荒らして空洞にしてしまいます。シロアリは湿気が多く暗い場所を好むため被害は天井裏にまで及び、最終的には家全体の強度が低下してしまいます。

4.天候

天候が影響で柱が腐食するケースもあります。とくに、梅雨から夏にかけて高温多湿になるに時期は、木材腐朽菌が繁殖しやすい条件が揃うので注意が必要です。

腐食した柱を放置すると起こる住居への影響は?

木材腐朽菌やシロアリ被害で柱の強度が低下してしまうと、震災などで家が倒壊する恐れがあるので大変危険です

家が倒壊すれば、金銭的に大きなダメージを受けるだけではなく、人的被害にもつながるでしょう。被害の拡大を防ぐためにも、柱の腐食に気がついたら、できるだけ早く専門業者に補修を依頼してください。

腐食した柱の補修方法と費用相場はこちら

腐食した柱の補修方法と費用相場は、腐食の程度によって異なります。部分的な補修なら、1万円〜5万円前後が費用の目安です。

被害が広い範囲に及んでいるときや、家全体のリフォームをする場合は、補修費用も高額になります。家の基礎も含めた大規模な改修では、100万円以上の費用がかかるケースも少なくありません。土台からのリフォームは柱の本数によっても費用が変わるため、損傷の程度と本数によっては、300万円前後の補修費用がかかることもあります。

腐食した柱の補修費用は業者によってさまざまなので、正確な費用を知りたいときには、複数の業者に相見積もりを依頼して費用の相場を確認するといいでしょう。複数の業者から見積もりを取れば比較の材料になるだけではなく、価格交渉もしやすくなります。

シロアリが原因で柱を食している場合は、柱や床下に薬剤を直接散布してシロアリを駆除する「バリア工法」でシロアリを駆除します。柱の内部にまで食害が進んでいるときは、ドリルなどで穴を開けて薬剤を注入します。駆除に必要な作業時間は3~6時間ほどで、費用相場は1㎡あたり1,000〜2,000円前後です。

シロアリは放置していても、自然にいなくなることはありません。必ず専門業者に依頼して、徹底的に駆除をおこないましょう。なお、シロアリ駆除の業者を選ぶ際には、過去の実績や保証の内容を確認することも大切です。

柱を腐食させないための予防対策を紹介!

気温や湿度が高くなる梅雨から夏にかけての時期は、日中に窓を解放して家全体の風通しを良くしましょう。

とくに湿気が溜まりやすい床下の腐食対策には「床下調湿剤」の設置も有効です。床下調湿剤は、湿度が高いときに湿気を吸収し、乾燥すると放湿して適切な湿度に調節してくれます。
地面からの湿気は床下腐朽菌の繁殖だけではなく、シロアリやカビの原因にもなるため、日頃から床下の湿気対策をしておけば柱の腐食を防げるのです。

まとめ

今回は、柱が腐食する原因や腐食した柱の補修方法と費用相場などについて、詳しくご紹介しました、

柱は、主に次の4つが原因で腐食します。

1.木材腐朽菌
2.カビ
3.シロアリ
4.天候

高温多湿な環境は木材腐朽菌やシロアリ、カビが繁殖しやすくなるので注意が必要です。

腐食した柱を放置すると、家の強度が低下して建物全体の寿命を短くしてしまいます。また、震災などで家が倒壊することもあるので大変危険です。

部分的な腐食の補修費用は1万円~5万円前後ですが、大規模な補修は100万円~300万円の費用が掛かるので、出費をさけるためにも早めに専門業者に点検と修理を依頼しましょう。

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