お風呂のリメイクシートはカビに注意!メリットや正しい貼り方を詳しく解説
お風呂の劣化した床や壁を手軽にカバーできるのが「リメイクシート」です。安価でDIYでも施工できますが、貼る際にはカビに気をつけなければいけません。また、貼り方を間違えると、施工後にカビが発生する恐れがあります。
そこで今回は、お風呂にリメイクシートを貼る方法や注意点などを詳しく解説していきます。予算を抑えた浴室リフォームを考えている方も、ぜひ参考にしてください。
お風呂のリメイクシートのメリット5つ
お風呂のリメイクシートには、次のようなメリットがあります。
1.安価で手軽にお風呂をリフォームできる
リメイクシートを使えば、浴室の解体や床・壁の工事を行わなくても簡単にリフォームできます。タイルの上にも貼れるので、古いタイプのお風呂をリフォームしたいときにも使えます。
2.工期が短い
お風呂のリフォーム工事は4日~10日前後の日数がかかります。しかし、リメイクシートを使ったリフォームの作業工程は1日~2日程度です。
3.DIYでも施工できる
リメイクシートは基本的に貼るだけなのでDIYでも可能です。
4.デザインが豊富
リメイクシートはデザインやカラーも豊富です。お風呂のリフォームは理想のデザインを実現するために時間や費用がかかり、浴室のタイプによっては制約も発生します。自由度の高いデザインを重視したいという方にとっても、リメイクシートは役立つでしょう。
5.メンテナンスが簡単
リメイクシートは拭くだけで日常的な掃除が完了します。溝の汚れやカビを除去する手間はほとんどかかりません。
お風呂にリメイクシートを貼る際はカビに注意
リメイクシートを貼る際には、カビやひび割れなどを補修してからにしましょう。特にカビを残したまま施工すると、シートの内部で被害が拡大してしまいます。
施工後の防水処理も忘れないようにしましょう。防水処理を行わなければシートと床・壁の間に水分が侵入して内部にカビが発生します。
風呂にリメイクシートを貼る際の手順
お風呂にリメイクシートを貼る際には、次のような道具が必要です。
- リメイクシート
- ヘラ
- ローラー
- 接着剤
- コーキング
- コーキングガン
- ハサミ
- カッター
- マスキングテープ
- 軍手
・お風呂の床にリメイクシートを貼る手順
お風呂の床にリメイクシートを貼る手順は、次のとおりです。
1.作業前に清掃をして乾燥させる
清掃と乾燥が不十分だと、浮きやカビの発生につながるので注意しましょう。時期によっては乾燥に丸1日かかることもあります。
2.リメイクシートをカットする
リメイクシートを床のサイズにカットします。排水溝部も事前にカットしておくと作業がしやすくなります。
3.養生テープを貼る
接着剤が排水溝に付着しないよう、養生テープを貼りましょう。浴槽にも養生テープを貼っておくと安心です。
4.床に接着剤を塗る
ヘラを使いながら床全体に接着剤を塗ります。入口に遠いところから塗り始め、後ろに下がりながら塗り進めると効率的です。
5.床にリメイクシートを貼る
排水溝の位置や向きに注意しながらリメイクシートを貼ります。ローラーを使って確実に押さえるようにしましょう。ローラーを使えない角の部分はヘラでならします。
6.コーキングをする
四隅と排水溝にコーキングをして、内部に水を侵入させないようにします。水が浸入しそうな箇所はすべてコーキングしましょう。
7.コーキングを硬化させる
コーキングが硬化したら完成です。完全に硬化するまでには約24時間かかります。
・お風呂の壁にリメイクシートを貼る手順
お風呂の壁にリメイクシートを貼る手順は、次のとおりです。
1.作業前には清掃を行い乾燥させる
カビや浮きの発生につながるので、壁を完全に乾燥させます。
2.リメイクシートをカットする
リメイクシートを壁のサイズにカットします。壁は場所によってサイズが異なるため、正確な採寸をして慎重にカットすることが大切です。
3.壁に接着剤を塗る
ヘラを使って壁全体に接着剤を塗ります。
4.リメイクシートを張る
シワが入らないように、コーナーからゆっくりとリメイクシートを貼ります。ひとりで貼るのは難しいので、二人以上で作業をしたほうがいいでしょう。貼り終えたらローラーで押し込みながらシワをなくします。端部はヘラを使ってしっかり貼りましょう。
5.乾燥とコーキング
乾燥させて完了です。コーキング処理をする場合は、接着剤の硬化後に行ないます。
まとめ
リメイクシートを使えば、安価でお風呂をリフォームできます。豊富なデザインとDIYで施工できるのも魅力です。ただし、施工の際には浴室を乾燥させてカビの発生を防ぐ必要があります。
カビやひび割れなどが発生している場合は、必ず補修してから貼りましょう。作業工程は長くありませんが、難易度は高めです。ひとりで壁に貼るのも難しいと思ったほうがいいでしょう。 施行が不十分だと、シート内部にカビが発生する可能性もあります。余計な費用や二度手間を避けるためには、初めから専門業者に依頼するのがおすすめです。