浴室の壁リフォームの費用と工期はどのぐらい?壁材や優良業者の選び方も徹底解説!
「浴室の壁が古くなってきた」
「そろそろ浴室の雰囲気を変えたい」
このような悩みを抱えているなら、浴室の壁リフォームがおすすめです。カビやひび割れ、変色などの解消に浴室の壁リフォームを検討している方も多いと思います。
そこで今回は、浴室壁の種類や素材の選び方などについて、詳しく解説していきます。費用や工期もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
浴室の壁リフォームの素材の種類
浴室の壁リフォームに使える素材と、各素材のメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
・樹脂系パネル
一般的なユニットバスに使われている素材で、保温性と断熱性に優れています。デザインのバリエーションが多彩なので、浴室の雰囲気にこだわりたいという方にもおすすめです。
・木材
耐水加工が施された浴室壁用の木材です。温もりのある浴室を演出したいという方には最適でしょう。ただし、メンテナンスを怠るとカビが繁殖しやすくなるので注意してください。材料費とリフォーム費用が高額になるというデメリットもあります。
・塗装壁
モルタルや漆喰などの素材で壁を塗装する方法です。保温性が低く汚れやすいので、近年では使われなくなりつつあります。
・専用シート
塩化ビニール製のリフォーム専用シートです。施工が簡単なので、低予算でのリフォームが実現します。表面に抗菌や防カビ加工が施されているシートを選べば、リフォーム後のメンテナンスも簡単です。
・タイル
昔からよく使われる浴室壁です。目地に汚れがたまりやすいのがデメリットですが、近年ではメンテナンス性に優れた目地の幅が広いタイプも発売されています。
浴室の壁リフォームの素材の選び方
浴室の壁材には、それぞれにメリットとデメリットがあります。素材選びで迷ったときには、下記の表を参考にしてみてください。
価格 | メンテナンス性 | デザイン性 | 耐久性 | |
---|---|---|---|---|
樹脂系パネル | △ | ○ | ○ | △ |
木材 | × | × | ○ | △ |
塗装壁 | ○ | △ | △ | △ |
専用シート | △ | ○ | ○ | △ |
タイル | ○ | △ | ○ | ○ |
浴室の壁リフォームの費用と期間
浴室壁リフォームにかかる費用と工期は、素材や浴室のタイプなどによって変わります。おおよその目安は下記のとおりです。
費用 | 工期 | |
---|---|---|
樹脂系パネル | 10~30万円 | 1~2日 |
木材 | 50~80万円 | 7~10日 |
塗装壁 | 10~20万円 | 1~2日 |
専用シート | 8~20万円 | 1~2日 |
タイル | 10~15万円 | 2~3日 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
・樹脂系パネルのリフォーム費用と工期
パネルの本体価格は約4~10万円です。在来工法の壁に上から貼る場合は、取り付け工事費のほかに、下地処理や養生などの費用が発生します。ユニットバスへの施工は、既存パネルの解体と新しいパネルの取り付け、さらに、コーキングの費用が必要です。どちらの工事費も、5~15万円前後が相場となります。壁の大きさにもよりますが、工期は1~2日です。
・木材のリフォーム費用と工期
マンションは構造的に木材の壁にするのは難しいので、基本的には戸建て向きのリフォームになります。既存の壁を解体して下地を造作するだけではなく、防水性能を確保する工事なども必要になるため、リフォーム費用は50~80万円と高額です。工期も7~10日と長くなります。
・塗装壁のリフォーム費用と工期
塗装壁は、壁面の補修や下地処理をしてから施工します。リフォーム費用は合計で10~15万円が目安です。カビの除去や防カビ塗装をする場合は、さらに5万円前後の費用が発生します。工期は1~2日です。
・専用シートのリフォーム費用と工期
専用シートのリフォーム費用相場は、シート代と施工費を合わせて8~15万円です。下地処理や補強工事をする場合は3~5万円が追加されるので、合計で11~20万円になります。工期の目安は1~2日です。
・タイルのリフォーム費用と工期
既存タイルの撤去と新しいタイルの施工で合計10万円ほどかかります。下地の補修や防水工事をする場合は、5万円前後の追加費用が発生します。工期の目安は2~3日です。なお、ユニットバスのタイプや浴室の工法によってはタイル壁が使えないので、事前に確認しておきましょう。
浴室の壁リフォームの注意点
浴室の壁リフォーム期間中は入浴できないので、近隣にある銭湯などの場所をチェックしておきましょう。工事の内容によっては、リフォーム終了後すぐに入浴できない期間もあります。
浴室の壁リフォームはDIYでも可能ですが、施工不良を起こすリスクがあるので、避けた方がいいでしょう。施工不良で壁から水が進入してしまうと、柱や床下が腐食する原因になります。思わぬトラブルを防ぐためにも、浴室の壁リフォームは専門業者に依頼してください。
【浴室の壁リフォーム】優良業者の選び方
優良業者を選ぶために欠かせない4つのチェックポイントをご紹介します。
1.施工の実績がある
業者のホームページで過去の施工実績を確認しましょう。浴室の壁リフォームは専門的な技術が求められるため、ノウハウがない業者に依頼すると理想の仕上がりになりません。
2.要望に合わせた提案をしてくれる
要望を丁寧に聞いて、その要望に合わせた提案をしてくれる業者なら安心です。必要のない施工を無理に薦めてくる業者は避けましょう。
3.保証やアフターサービスを確認する
施工後に不具合が見つかる可能性はゼロではないので、保証とアフターサービスの内容は必ず確認してください。
4.複数の口コミサイトを参考にする
口コミは業者のホームページだけではなく、複数のサイトを参考にしてください。業者のサイトに記載されている口コミは自作自演の可能性があります。
5.写真をチェックする
ホームページに施工例やスタッフの写真が掲載されている業者を選ぶことも大切です。ただし、フリー素材を多用している業者は実績がない可能性もあります。
まとめ
浴室の壁リフォームは使う壁材によって費用や工期が異なるので、事前の確認しておきましょう。壁材の選び方によっては、保温性やデザイン性を高めることも可能です。専用シートや樹脂系パネルを使ったリフォームなら、比較的安価で短期間での壁リフォームが実現します。
DIYでも浴室の壁リフォームはできますが、思わぬトラブルを防ぐためにも、初めから専門業者に依頼してください。無料相談を実施している業者も多いので、まずは気軽に問い合わせをしてみましょう。