シロアリ被害に遭ったお風呂のリフォーム方法は?費用と工期も詳しく解説

古い家のお風呂はタイル張りになっているため、床下に湿気が溜まりやすく、シロアリ被害に遭う確率が高くなります。もしシロアリが発生すると、お風呂場の床下や土台だけではなく、建物全体に被害が広がるので早めのリフォームが必要です。

そこで今回は、お風呂場におけるシロアリ対策の重要性や、シロアリ被害に遭ってしまったお風呂のリフォーム方法などについて詳しく解説します。

リフォームの費用や工期も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

お風呂場がシロアリ被害を受けやすいワケ

シロアリは湿気の多い場所を好んで集まってくるため、浴室の床はシロアリの格好のターゲットになります。また、築年数が経過しているお風呂はタイルの間から水漏れしていることも多く、床下の木材が湿気を含んでシロアリの食害を受けやすくなります。

浴室タイルに防水効果はありますが、古いお風呂はタイルの目地や継ぎ目に隙間ができているはずです。劣化による欠損やシーリングの剥がれが起きているケースも珍しくありません。このような僅かな隙間からでも水が漏れて、お風呂場の床下に湿気が溜まってしまうのです。

湿気を好んで床下に集まったシロアリは、やがて屋内の柱や天井裏に侵入して、家全体の耐久性を低下させてしまいます。大切な家を守るためにも、お風呂場のシロアリ対策は欠かせません。

シロアリ被害を受けたお風呂のリフォーム方法

シロアリ被害を拡大させないためには、早めのリフォームが重要になります。シロアリ被害を受けたお風呂の具体的なリフォーム方法は、以下のとおりです。

  1. 浴室を解体してシロアリの駆除をおこなう
  2. 配管工事やコンクリート打設などの基礎工事、さらに防水工事を実施する
  3. 浴室周辺部分の補修と電気工事をおこなう
  4. 新しい浴槽を設置してドア周りなどを仕上げる

なお、タイルを敷きつめたお風呂場は、リフォームでシロアリ被害に気づくというケースも少なくありません。被害に遭っていなくても、シロアリを予防する工事が必要になることもあります。そのため、古いお風呂場をリフォームする際には、シロアリ対策も考慮したうえで、工期や費用を見積もるようにしましょう。

シロアリ被害を受けたお風呂のリフォーム工期

タイル張りのお風呂からユニットバスにリフォームする際の工期は、5日前後が目安となります。ただし、シロアリによる被害状況によっては、さらに長くなることもあります。リフォームと併せてシロアリの防除をする場合は、長めの工期を想定してスケジュールを組みましょう。

シロアリ被害を受けたお風呂のリフォーム費用

タイル張りのお風呂からユニットバスにリフォームをする際の施工費用は、90万円~150万円が相場です。シロアリの駆除は、1㎡あたり約1,000〜2,000円が相場となります。

シロアリの被害範囲が広いと駆除費用が高額になるため、費用を抑えるためにも、早めの対策とリフォームを検討しましょう。

シロアリ被害はお風呂だけではない!

シロアリ対策が必要なのは、お風呂場だけではありません。キッチンや洗面所といった水回りの床下や、風通しが悪い場所などにもシロアリは集まってきます

さらに、シロアリは「蟻道(ぎどう)」という小さなトンネル状の道を作って、被害を拡大させていきます。家の中の1か所が被害に遭えば、そこから家のさまざまな箇所に被害が及ぶのです。

ご自分で被害状況を点検することもできますが、シロアリの侵入経路や巣を特定するのは難しいと思ってください。シロアリ被害が気になる場合は、必ず専門業者に点検と駆除を依頼しましょう。

シロアリ対策のお風呂リフォーム業者を見つける方法

シロアリ対策に強いお風呂のリフォーム業者を見つけるポイントは以下の4つです。

  • 建物全体のシロアリ被害点検と駆除ができる
  • 見積書がわかりやすい
  • 不要な工事を勧めてこない
  • 過去の実績が豊富

それぞれ詳しく解説していきます。

建物全体のシロアリ被害点検と駆除ができる

お風呂のリフォームであっても、建物全体の被害状況を把握できる業者を選びましょう。お風呂場がシロアリ被害に遭っていると、高確率で他の場所にも被害が及んでいます。そのため、お風呂場のシロアリだけを駆除をしても、すぐに再発してしまうのです。

しかし、お風呂のリフォームと併せて家全体の点検をすれば、被害の拡大を最小限に抑えることができます。

見積書がわかりやすい

見積書は、工事一式の料金ではなく、工程ごとの明細になっているかどうかをチェックしましょう。基本料金やオプションの見積もりが不明確な場合は、工事代金が上乗せされている可能性もあるので注意が必要です。

不要な工事を勧めてこない

必要ない工事や商品を勧めてくる業者の利用は避けましょう。また、急いで契約を迫ったり、不安を煽ったりする業者は問題がある場合が多いので、契約を見送った方がいいでしょう。

過去の実績が豊富

業者の過去の実績を調べておくことも大切です。多くの業者は自社のホームページに施工例を掲載しているので、参考にしてみましょう。ただし、施工例に自社のスタッフが写っていない場合は、フリー画像などを使った捏造かもしれないので気をつけてください。

口コミをチェックする際は、業者のホームページに掲載されている口コミではなく、第三者が運営しているサイトの口コミを参考にしましょう。

シロアリ被害に遭わない家にするには?

シロアリ対策のリフォームをおこなうだけではなく、日頃からシロアリが住みにくい環境を作ることもシロアリ予防では重要です。シロアリは「餌が豊富」「外敵から身を隠せる」「暗所で多湿」の場所に集まります。したがって、下記の三点に注意することでシロアリの予防対策になります。

  • 床下や水周りの風通しをよくする
  • 古い木材や紙類を家の周りに放置しない
  • 定期的にシロアリ点検をおこなう

シロアリは住みやすい環境を見つけると、仲間を呼んでそこに巣を作る習性があります。シロアリの巣の規模は数万〜数十万匹と大きく、一度巣を作られてしまうと被害はまたたくまに拡大していきますので、日頃からシロアリを避ける環境作りを心がけましょう。

まとめ

お風呂場の床下や土台は湿気が溜まりやすいので、シロアリが好む環境となり、食害に遭う可能性が高くなります。タイルの僅かな隙間からでも水が漏れて床下に湿気が溜まるため、早めの点検と的確なリフォームは必須です。

シロアリ被害を受けたお風呂のリフォーム費用は90万円~150万円、シロアリの駆除費用は1㎡あたり約1,000~2,000円が相場となります。工期は5日前後となりますが、シロアリ被害の状況によっては、さらに長くなることもあります。

シロアリの被害に遭うのは、お風呂場だけではありません。水回りの床下や、風通しが悪い場所もシロアリが好む環境になりやすいので気をつけてください。

シロアリの侵入経路や巣の場所の特定は難しいので、シロアリ被害が気になる方は、専門業者に点検と駆除を依頼しましょう。

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